全盛期には1日2本の生放送をはじめ、数々の番組で司会者として活躍し、“世界一忙しい司会者”と言われていた、フリーアナウンサーでタレントのみのもんたさん(80)が、2025年3月1日に亡くなりました。

「視聴率男」と呼ばれ、平成時代のテレビ界を牽引した、みのもんたさん。
フジテレビ系列で放送されていた人気番組『クイズ$ミリオネア』での決めゼリフ、「ファイナルアンサー?」は、正解を答えるまでの独特と“タメ”を含めて、まねをする人が続出するほど流行しました。

文化放送で深夜のパーソナリティーとして人気を博していたみのさんが、その名を広く知られるきっかけとなったのは、フジテレビの『プロ野球珍プレー・好プレー大賞』。
軽快でキャラクターを強調する名人芸とも言えるナレーションで、番組と共に一躍人気者に。

1987年には、43歳で初の帯番組となる『午後は○○おもいッきりテレビ』の司会に抜てき。
同番組で共演したことがあるというアグネス・チャンさんは、みのさんのこんな姿を目撃していました。

アグネス・チャン:
私の住んでいるところの近くのジムに(みのさんが)通っているんですよ。それで時々会うんですね。ふくらはぎのマッスルがすごくきれいなんですね、バリバリなんです。
それを見せたがるんです皆に、「私の足の筋肉を見てください」って。毎日行っているんですよジムに。番組が終わって(出演者が)みんなエレベーターに乗るんですけど、もう みのさんはそこから(トレーニング衣装に)着替えているんですよ。

「朝ズバッ!」で共演の根本アナ語る「病と闘っていた…」

2005年には『みのもんたの朝ズバッ!』も始まり、“一週間で最も多く生番組に出演する司会者”として、ギネス世界記録に認定。

全盛期には16本のレギュラー番組を抱え、一週間の出演時間は30時間を超えました。

そんな『朝スバッ!』でお天気キャスターを担当していた、フリーアナウンサーの根本美緒さん。当時をこう振り返ります。

フリーアナウンサー 根本美緒:
天気予報で、呼びかけてやるというスタイルを確立されたのは、多分みのさんだと思います。いろんなところから出てくるんですよ。
例えばCM明けで天気予報という時に、いなくてみのさん、映ってらっしゃらなくて。モニターで見てて「あれ?」と思ったら、ひょこって壁から出てきて「根本くーん」て言ってみたり。
一番衝撃だったのは、(私が)週刊誌に書かれちゃったことがあったんですけど、その日の「根本くん」の呼びかけが、それ(週刊誌)をこうやって持って「根本くーん」と呼んできた。もうテレビの…常識がぶっ飛んでる方です。

そして、印象的だったのは、その“きっぷの良さ”。

フリーアナウンサー 根本美緒:
番組のみんな全員連れて、例えば餃子の王将に行ったりとか。例えば赤羽のキャバレーに行ったり、六本木のドラムがあるバーに行ったり。全員連れてって、「全部、みのさんのおごりだぞ」って感じで。それが(スタッフ合わせて)100人ぐらいいたので、全員ボンって連れてっちゃうという。

しかし、そんな順風満帆だったみのもんたさんに、悲しい別れが訪れます。2012年、みのさんのスタイリストを務めていた、妻・靖子さんが他界。

追い打ちをかけるように、その翌年には、次男の不祥事が報道され、みのさんは報道番組から身を引くことを決意しました。

わずかに残ったバラエティー番組を続ける中で、2019年にはパーキンソン病であることを公表。
その後もカメラの前では、元気な姿を見せていましたが、2024年の4月、根本さんは、こんな言葉を聞いたと言います。

フリーアナウンサー 根本美緒:
TBSの『朝ズバ』のプロデューサーが亡くなられたんですけれども、その亡くなられたプロデューサーをしのぶ会だったんですけど。みのさんが挨拶で会場中の笑いを一人でさらって、それを見て他のタレントさんとかが「みのさん元気ですね」みたいな感じで、すごく盛り上がって。
その時に、息子さんが介助にいらしていて「いや、実はこれは本当に薬で今あげているんですよ。普段はもうちょっと…本当につらいんですよ」という感じのことをおっしゃった。

その4カ月後の8月に開かれた、みのさん80歳の誕生会では、お祝いのケーキのろうそくに、笑顔で息を吹きかける姿がみられましたが…。

フリーアナウンサー 根本美緒:
その時は本当に、にこやかに喜んでらして、元気なお姿だったんですけど。やっぱり、ちょっと飲む量は明らかに減っていらっしゃいましたし、ご飯をほとんど召し上がってなかったという印象だったんですよね。その時は、“病気が進行していくつらさ”みたいな話をされていた印象があります。
最後は本当に…ふりしぼって…、病と闘っていたのかなという印象ですね…。

みのさんのことを思い出し、目に涙を浮かべる根本さん


(『めざまし8』 2025年3月3日放送より)