岡崎紗絵さんが、『ザ・ノンフィクション「酒と涙と女たちの歌3 後編〜塙山キャバレー物語 突然の別れ〜」』(2月9日14時~/フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当します。

茨城県日立市にある飲み屋街・塙山(はなやま)キャバレー。そのなかの1人のママが亡くなり、突然の別れに悲しみに包まれるママたちと常連客。かつて、多額の借金で離婚を選び姿を消した元夫と、ママの知られざる愛の物語とは…。

<【前編】岡崎紗絵「愛の強さを感じた」塙山キャバレーを“私にはバラ色”と語るママに感銘…お客とママたちの「特別な家族の形」>

収録後、岡崎さんにインタビュー。涙をこらえながら読んだ感想、映像にちなみ食べると元気が出るものや、雑誌『Ray』(主婦の友社)のモデルを卒業しての思いなどを聞きました。

未曾有の危機、突然の別れ…“元夫婦”の知られざる物語

常連客がまるで家族のようにつながった店。その家族の真ん中にいたママとの別れは、あまりにも突然でした…。

トタン張りの小さな建物が肩を寄せあうように立ち並ぶ飲み屋街。茨城県日立市の国道沿いに、まるで終戦直後にタイムスリップしたような佇まいの不思議な一角があります。12軒の小さな店が並ぶ「塙山キャバレー」。

平均年齢70歳を超えるママたちは皆、壮絶な人生を生き抜いてきました。だからこそ、この街には、ちょっと訳ありな人々が集います。

そんな場所に未曽有(みぞう)の危機が。不景気のあおりで遠のく客足。開店して半世紀、最年長84歳の「京子」ママも初めての経験だといいます。

そんななかで、「酔った」のママは心を病んでいました。家にこもり、店を開くのは土曜日だけ。かつて、止むを得ない事情で離婚し、行方をくらました元夫とも、この店で再会し、いい関係を続けていたのですが…。

「酔った」ママとかつて行方をくらました夫

それでも店を開ければやってくるのは、まるで家族のような常連客。毎週必ず現れる“息子”たちにとっては、ママは“母親”のような存在でした。

2024年12月。常連客から連絡が。「『酔った』のママが亡くなった」というです…慌てて日立の町へ向かい、元夫の家に駆けつけると、そこで語られたのは、誰も知らなかった“元夫婦”の物語。

「酔った」ママの死を悼む人々

仲間との突然の別れに涙するママたち。悲しみに包まれた塙山キャバレーが、大晦日の夜を迎えます。