横山ルリカが行く「得するウォッチング!」
今回取材したのは、発明学会が主催する「発明発表オーディション」。
誰でもアイデア次第で一捜千金が狙えちゃうかもしれない「発明品」。
東京・新宿区にある、発明学会の中に入ってみると…。
横山ルリカ「こちら発明品がずらっと並んでいますね」
その数150点以上!これらはすべて一般の方が発明し、商品化されたものです。
ウインナーをいろんな形にカットできる便利グッズは、発明者に特許料2000万円!
こちらは、洗濯機のゴミ取りネット。今では洗濯機の中に付いていますが、元々は主婦の方の発明品だとか。しかも…。
横山ルリカ:
え、こちら特許料3億円ですか?
発明学会専務理事 松野泰明さん:
そうです。
横山ルリカ:
これはもう主婦の方の発明の代表作と言っても…
発明学会専務理事 松野泰明さん:
そうです。一番のレジェンド例だと思いますね。
実は駅で見かける、あの「乗り換えマップ」も主婦の発明品。
家事をしながら運動になる、かかとのないスリッパも主婦の発明で、売り上げ総額は約70億円にも。
「発明発表オーディション」で企業に直接プレゼン
日常を便利にするアイデア一つで一獲千金が狙えることも。でも、思いついたとしても、自分で企業に売り込むのは難しいですよね。そこで…。
発明学会専務理事 松野泰明さん:
発明学会では、「発明発表オーディション」と言って、月に1回、企業の社長さんの前でアイデアをプレゼンする機会をつくっています。
「めざまし8」が取材したこの日、エントリーしたのは9作品。
果たして、商品化されるものはあるのでしょうか!?
ウォッチング開始!
松野泰明さん:
はい。では熱遮断シート、佐藤さんプレゼンお願いいたします。
佐藤さん:
(犬は)道路から反射する熱をお腹に受けると結構きついと思うので、その熱を反射するために、こういうシートを熱遮断シートとして考えました。
こちらは犬の散歩で使う暑さ対策の発明品。
プレゼン時間は一人7分。企業側も真剣です。
続いてはエントリーナンバー3番の西村浩利さんが発明した「アルコールストーブの全自動炊飯器たける君」。
重さがわずか14g、電気もガスも不要で点火してから蒸らしも含めて20分でごはんが炊き上がる炊飯専用のアルコールストーブ。燃料の減り具合により、火力を3段階に調整できます。
飯盒などでこれを使って炊けぱ、焦げ付かず、ふっくらおいしいご飯が炊き上がるというもの。
横山ルリカ:
結構コンパクトですね、サイズも。これでできちゃうんですね。防災グッズとしても便利な感じしますね。
全9品のプレゼンが終わったら、投票でこの日の発明大賞を決定。
企業が望めば夢の商品化も!果たして?
松野泰明さん:
それでは先生方、一斉にお出しください。はい、3番、3番、5番、3番、8番、7番。
大賞は3番、西村さんの炊飯用アルコールストーブに決定。さらに企業が商品化も検討してくれることに!
西村さんを撮影していた妻の友見さんの目には、涙が浮かびます。
発明大賞の作品には特別な思いが…
実はこの発明には、夫婦の特別な思いがありました。
妻・友見さん:
コロナで私は半年で2回入院したんですよ。主人はまだ働けるのに私と一緒に店を辞めて…、なんか心の中につらいなあと思う…。
元々、西村さん夫婦は飲食店を経営していましたが、妻が体調を崩し、閉店。
「夫の生きがいを奪ってしまったのかも…」そんな思いがくすぶる中、仕事を辞めた夫が始めた発明。それが認められたことが本当にうれしかったそうです。
この発明品も夫が製作し、そのたびに妻が何度も試食。寄り添いあう2人だからこそ作れた発明品です。
よりよい商品化のために参加も…
同じオーディションに参加し、3位だった主婦の村松さんは、スープなどをすくった後の液だれをシンク内に落とすグッズを発明。
最近、自ら商品化したそうですがまだ改良の余地があると考え参加したといいます。
主婦・村松さん:
自分一人でやっていると本当に行き詰っちゃうんですよ。『あっ!そういうことか』とか思いもよらないことを皆さん言ってくださるので。
7億円を売り上げたバッグの秘密
とあるバッグの発明で大成功した主婦の方にも話を聞きました。
主婦・池さん:
売り上げは約7億円ぐらいです。
横山ルリカ;
7億円!?
そのアイデアを思いついたきっかけは、子育て中に感じたある不便さだったといいます。
主婦・池さん:
子供も抱っこしたりおんぶしたりしてカバンを持つとリュックもすごく大変だし、斜め掛けもずるんずるん落ちるし。
そこで発明したのがこのバッグ。
会社も立ち上げ、7億円を売り上げたというこのバッグには、どんな秘密があるのでしょうか?
横山ルリカ:
実はこのバッグ、ベルトの形を変えられることで5種類のかけ方ができるんです。
ほどよく身にまとう形でホールド感がすごくて、肩からずれ落ちることもないですし、いろんな方が使える機能的なバッグだと感じました。
発明した方も、お子さんをおんぶしている中で不便だと感じ、友人が持っていたおんぶ紐をヒントにこちらのベルトを考えついたということだったそうです。
(「めざまし8」 2024年11月5日放送より)
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