みなさんは、使わなくなったスマホ、どうしていますか?実は今、中古スマホ需要が拡大し、“売り時”が来ているといいます。
「めざまし8」が、都内の中古スマホ販売店を取材すると、多くの人の姿が。買い取りカウンターには、平日夕方の約1時間半で、17人のお客さんが来ていました。
「じゃんぱらD-Style秋葉原店」山本大輔 課長:
いつもの倍以上、お店によっては3倍以上の(スマホの)買い取りのご利用をいただいている状態でございます。
2024年10月に入ってから、中古スマホの販売数と買い取り件数が、ともに増加したといいます。
MM総研が調査した国内の中古スマホの販売台数は、2023年度は過去最高となる272.8万台で、2024年2025年と増えていく予測となっています。
市場が拡大している“中古スマホ”。
今、どんな機種が高く売れるのか?中古スマホの現状に詳しいITジャーナリストの富永彩乃氏に解説していただきました!
いま買い取り“オススメ”はこの機種!
なぜここまで中古スマホの需要が拡大しているのか。
それは、円安・物価高による生活費の圧迫の影響や、社員への貸与や飲食店での注文受け付けなど企業が中古スマホを活用していること、中古スマホを購入する外国人観光客が増えていることなどがあります。
では、中古スマホの“オススメの買い取り機種”はどのようなものがあるのでしょうか?専門店にオススメの「6機種」を聞きました。
▼iPhoneSE(第2世代) 2020年発売
新品価格(発売当時) 4万9280円
→買取価格 最大1万6000円
▼iPhoneSE(第3世代) 2022年発売
新品価格(発売当時) 5万7800円
→買取価格 最大3万3000円
▼iPhone12mini 2020年発売
新品価格(発売当時) 8万2280円
→買取価格 最大3万円
▼Google Pixel 6 2021年発売
新品価格(発売当時) 7万4800円
→買取価格 最大3万3000円
▼Google Pixel 7 2022年発売
新品価格(発売当時)8万2500円
→買取価格 最大3万5000円
▼Galaxy S22 2022年発売
新品価格(発売当時)12万5030円
→買取価格 最大5万5000円
倉田大誠アナウンサー:
なぜこれらが人気だと思いますか?
MC谷原章介:
iPhoneに関して言うと、まず、iPhoneSEはホームボタンがあることじゃないですか?iPhone12miniは、大きい画面よりもコンパクトに片手で使えるようなものの方が人気っていうのは聞いたりもしますよね。
小室瑛莉子キャスター:
私もやはりiPhoneは根強いボタン人気っていうのはあると思っていて、マスクとかしている方だと、最近は顔認証だと思うんですけど、指紋だとメガネとかいちいち外す必要がないので。ボタン人気っていうところじゃないのかな。
ITジャーナリスト 富永彩乃氏:
お二人がおっしゃったとおりですね、最新のスマートフォンは大型化していてさらに重いんですよ。手の小さい女性とか、あとは男性でスーツのポケットとかに入れたい方とかはこういった小型で軽量、さらに、まだお仕事でマスクをされる方は、指紋認証という機能が人気というのがありますね。
売るときのポイントは?
中古スマホをなるべく高く買い取ってもらうためにはどうしたらいいのでしょうか?取材した中での実例で見ていきます。
▼iPhone14Plus(2022年発売)買取価格7万560円
こちらの店舗では毎週火曜日に実施しているキャンペーンにより、プラス3360円。付属品あり、バッテリーの劣化もなしでしたが、本体のキズによりマイナス2800円。
▼iPhone11Pro(2019年発売)買取価格3万4100円
こちらの店舗でも11月10日までキャンペーンを実施しており、プラス6200円。こちらは本体のキズはなかったものの、バッテリーの劣化によりマイナス3100円となっています。
ITジャーナリスト 富永彩乃氏:
バッテリーの持ちというのは大事でして、さらに画面のキズは気になる方もいらっしゃいますので、大事に使う。そこは高く買い取ってもらう基準になります。
売却のタイミングは?
実は、ちょうど今、10月が中古スマホを売却するのにベストタイミングなんです。
iPhoneの場合、最近は新型の発売が毎年9月。そのため、10月ごろは旧モデルの在庫が少なく買い取り需要が高まるため年間で一番いい売却時期だということです。
Androidの場合は、新型の発売が時期によって違うため、所有する中古スマホの最新機種が出るタイミングが一番高値で売却できるということです。
フリマサイトでの売買の注意点
出品する場合、自分でデータを初期化するようにしてください。完全に消去できていないと個人情報の流出や他人の情報の流出にもつながる恐れがあります。慣れていない人は携帯ショップや中古専門店に行くのがおすすめです。
購入する場合、購入前に必ず、相手とのやりとりの中で15桁の製造番号(IMEI)を確認・提示してもらうことが重要です携帯各社の「ネットワーク利用制限確認サイト」に番号を入力することで契約状況が分かります。
「○」… 電話・ネット制限なし
「△」… 端末代金が分割中など
「×」… 電話・ネット制限。不正利用の疑いなど
※「△」や「×」の場合はトラブルになる可能性があります。
ITジャーナリスト 富永彩乃氏:
普段からフリマサイトで売り買いをされている方、交渉に慣れている方は自分で値段設定ができるので、お店よりも高く買い取ってもらうことができるんですけれども、分割中のままになっている場合もあるので、そういったトラブルに巻き込まれないためにも、事前に調べることが大事ですね。なので、あまり慣れていない方はプロに任せる。買い取りの専門店に任せて、キャンペーンで高く買い取ってもらえたりもするので、そういったものを利用するといいかと思います。
中古スマホ販売店では、シニア向けのガラケーやスマホも4000~1万2000円ほどで買い取りを行っているということです。
(『めざまし8』 2024年10月23日放送より)
関連記事
広がる高齢者の働き方に密着 家電販売員や保育補助など「若く見られるのも働いているおかげ」
2024年11月20日 |
16:24
世界中が注目 “高品質”「日本の真珠」最新事情 10年で価格が3倍に! その理由とは?
2024年11月14日 |
16:37
ふるさと納税返礼品に“異変”…トップ10に初めて日用品がランクイン!東京23区など都市部の自治体“税流出”の対策は?
2024年11月11日 |
17:40
【注目】「“電気・ガス代0円”防寒グッズ」今季一番寒い…効率的に体を温める!その効果は?
2024年11月08日 |
17:00
【警戒】ウォーターサーバー勧誘トラブル増加「聞いた話と違う…」 どう回避?実例で学ぶ3つのポイント
2024年11月07日 |
13:58
「適応障害」患者が増加…寒い時期は特に“注意” ポジティブが原因でストレスも…谷原章介も経験「深海に潜っているような」
2024年11月01日 |
18:07