岐阜市の老人ホームで、給食を食べた28人がノロウイルスによるとみられる食中毒の症状を訴えていたことが、2月17日に明らかになりました。

施設では、給食としてフライや煮物などが提供されていて、入居者と調理スタッフらからノロウイルスが検出。給食を食べた60代から90代の入居者と職員あわせて28人が2月12日~13日にかけて下痢や嘔吐などを訴えました。

今年に入って猛威をふるっている「ノロウイルス」。
全国で食中毒の被害が相次いでいます。

相次ぐ“集団感染”…「食中毒警報」も

1月に東京・上野で開催された「牡蠣フェス2024」では、来場者が相次いで体調不良に。

島根県益田市でも、1月30日~2月4日に恵方巻きなどを食べた176人が症状を訴え、少なくとも2人が入院しました。

東京都内の和食レストラン「木曽路」では、1月30日~2月3日に刺身定食などを食べた約160人が下痢や嘔吐などの症状を訴え数人が入院したほか、

岩手県では同時期に、2つの教育・保育施設でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生し、34人が症状を訴えました。

また静岡県では、県内でノロウイルスによる食中毒が相次いで発生しているとして、2月13日、食中毒警報が出される事態となっています。

少量のウイルスでも感染する恐れ

そんな「ノロウイルス」の特徴について、専門家は…。

東京歯科大学市川総合病院 寺嶋 毅教授:
ノロウイルスは低温や乾燥した環境に強い特徴があり、低温や乾燥した環境でも1週間かそれ以上生存しているという報告もあります。

低温や乾燥に強いという、「ノロウイルス」。
東京では2024年に入って2月18日までの49日間のうち、約6割にあたる29日で、乾燥注意報が発表されるなど、「ノロウイルス」に適した条件となっている一面も…。

また 寺嶋教授によると、少量のウイルスが体内に入っただけでも感染するといい注意が必要です。

対策は「手洗い」と「食品からの感染を防ぐ」が重要

感染力が強いというノロウイルスの予防法としてポイントなのは「手洗い」「食品からの感染を防ぐ」です。

手洗いに関しては食事前、トイレの後、調理前後は石けんでよく洗い、流水で十分に流すことが大切。

また「食品からの感染を防ぐ」には、まな板や包丁、食器、ふきんなどは使用後すぐに洗って、洗う際も85℃以上の熱湯で1分以上加熱消毒することが有効だということです。


(『めざましテレビ』 2月19日(月)放送より)