東京などで2月1日から行われる中学入試や、その後も高校入試が控える今、教育の現場でもインフルエンザが流行。
都内の小学校では学級閉鎖も相次ぎ、受験生たちに不安が広がっています。

医師によりますと、感染者増加の原因のひとつとして、ワクチンの接種時期が考えられるということです。

“注意報”目安を上回り続ける

東京都のインフルエンザの患者数は1月21日までの1週間で、1医療機関あたり16.24人。2023年9月に「流行注意報」が発表されてから、患者数はほとんどの週で「注意報」の目安となる10人を上回っています。

また厚生労働省の最新の報告によると、1月21日までの1週間で都内では172の小学校などがインフルエンザによって学級閉鎖に。年末年始を除き、2023年12月に迫る勢いです。

都内にある学習塾「植田塾」を取材すると、受験を前に感染者が増加していることを受け先週から検温を再開。
さらに、感染対策の一つとして体調の優れない生徒向けにオンライン授業にも対応しているといいます。

この状況を受け、生徒たちも個人個人で感染症対策を徹底していました。

中学3年生の受験生
「マスク着用は心がけています。受験も近いのでインフルにかからないように手洗いうがいはしっかりやっています」

感染者増加の原因はワクチンの接種時期か

受験シーズンを前に、なぜインフルエンザの感染者が増えているのでしょうか。

原因の一つとして医師が指摘するのは“ワクチンの接種時期”です。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「(今年は)1カ月以上早くインフルエンザワクチンを打った方もいると思いますので少し効果が弱まってきているという方も少なくないのではないかと思います」

例年11月から12月ごろの冬の始まりに増え始めるインフルエンザが、今シーズンは9月から増加。

伊藤院長によりますと、これによりワクチンの打ち始めも早まり、最も効果が期待される3カ月を過ぎたことで現在感染者が増えている可能性があるということです。

では、インフルエンザを防ぐためににはどのような対策が有効なのでしょうか。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長によりますと、「ここぞという絶対、感染するわけにはいかないという場面が待っている方、インフルエンザワクチンの2度目の接種というのも考えていただいてもいいのかなと思います」ということです。