名ゼリフで振り返『おっパン!』 プレイバック
第1話
「大丈夫。ゲイはうつったりしませんよ」(大地)
ひきもこり中の息子・翔(城桧吏)の部屋にいる青年がゲイと知り、誠は反射的に「ゲイがうつったら困る」と最低な発言をしてしまいます。
しかし、自分を否定するそんな発言に対して、大地は笑いながらまっすぐに誠を見据えこのセリフを放ちました。誰のことも否定しない、このドラマを象徴する一言。
大地は、のちにSNS上で「名言製造機」と呼ばれることに。
第2話
「お父さんて、他人が大切にしてるもの、自分の尺度で否定するじゃん!」(萌)
二次元が好きで、自らもBL同人誌を描いている娘の萌が、同人誌即売会(コミックカーニバル)当日に熱を出してしまいます。
誠は、自分が代わりに行くと持ちかけましたが、そんな誠を信用していない萌が放った一言。SNS上では「ほんとそれな」と共感する声と、「自分も子どもに同じように接しているかも」などと反省する声が。
第3話
「下着なんて個人の自由で好きなものをはけばいい。誰の迷惑にもならないし、そんなプライベートなことは他人には関係ない。その人の心の性別がどうとか、誰を好きになるかなんてことも…誰にも迷惑をかけない。『おっさんのパンツがなんだっていい』のと同じだ」(誠)
ひょんなことから服を汚してしまい、大地と一緒に銭湯にいくことになった誠。
脱衣所で誠が目にしたのは、さまざまな年代の男性たちがはく、色とりどりのさまざまなパンツでした。そのパンツを見つめ、誠は大きな気づきを得て、タイトル回収となるこの一言が誕生。
「どうだろう、合ってるかな?」と聞く誠に、大地が「少なくとも、俺はそう言われるとほっとします」と、個人の意見として返したことも、SNSでは評価が高いポイントとなりました。
第4話
「世間が待ってくれないから、家族は待ってるフリをするんじゃないの?」(萌)
留年を回避するため高校に行くことを決意した翔でしたが、再び部屋にこもってしまいます。
「家族はギリギリ待てても、世間は待ってくれないだろ」と落ち着かない様子の誠に、萌が放った一言。何気ないやさしさと気遣いがあふれた、家族の絆を感じるこのセリフが、萌を演じる大原梓さんも一番好きだといいます。
第5話
「親はそうだよね。なかなか胸を張って『よし、いまベストの対応したぞ』とは思えない」(美穂子)
ゲイの息子を持つ美穂子(松下由樹)と、ひきこもりの息子を持つ美香、二人の母の会話の中の一言。
SNSで、親世代から多数の共感の声が。親だって完ぺきではなく、悩んでいることも肯定してくれる言葉として救われた人もいるのでは!?
第6話
「俺を諦めないでくれ。怒らないってことは、話しても無駄ってことだろ?怒りなら受け止める」(誠)
不用意な発言で、大地と円を傷つけてしまった誠。後日、2人に謝るものの、怒られもせず距離をとられてしまったように感じた誠が放った一言。失敗をしても、人との対話を諦めない誠の姿が、見るものの心を揺さぶりました。
第7話
「どうして誰かと仲良くしてると、すぐに好きとか、付き合ってるとか考えるの?」(翔)
ある日、同級生の男女と仲良く話している翔の姿を目撃した誠は、翔がその子たちに好意を寄せていると思い、何気なく「父さんは、翔が誰を好きでもいいと思う」と言葉をかけます。
それに対し、翔が言い返した一言。人との関係性は「男女」や「恋愛」など明確な枠組みでできているわけではないことに言及するセリフに、SNS上でも高評価が。
第8話
「俺に残っているのは、古いやり方くらいだ。粘りと根性、飲み会で作った人脈。それが通じるのか、俺はいま試してるんだよ」(古池)
誠以上にモラルがなく、発言がほぼハラスメントな昭和男の古池(渡辺哲)。
会社で起きたトラブルを解決するため奔走する古池でしたが、その対処法は「20年前に飲み会で培った人脈」という、まさにザ・昭和な方法でした。
自分を変えられない古い世代の哀愁が、若い世代にも届いたセリフ。そんな古池も、誠のおかげでアップデートを始めることになりました。
第9話
「家族以外に目を向けたのは久しぶりだった。逃避だって言われたらそう。でも、それが必要だったの。わたしはRANDOMに救われた。ソジュンがいたから耐えられた。毎日が楽しくなった。…生きてこられた」 (美香)
誠と一緒にアイドルグループ・RANDOMのコンサートに行った美香が、RANDOMにハマった本当の理由を語ったシーン。
美香が子育てで人知れず一人で悩み、疲れきっていたときに、自分を救う何かに出会えたことが、家族を守るためにも必要だったという言葉に、誠は任せきりにしていた自分を反省しつつ、妻を救ってくれたRANDOMに感謝しました。
これまでドラマで放たれたセリフで、見る者に感動の涙とともに“共感”と“気づき”を与えてきた『おっパン!』は、いよいよ最終章へ――。