午前4時の下北沢で落書きの瞬間を直撃「書きたい場所に思い思いに書くのがアート」身勝手すぎる言い分

落書きは犯罪行為で、器物損壊罪等にあたり、3年以下の懲役または30万円以下の罰金に課せられることもあるといいます。

しかし、下北沢一番街商店街では月に4~5回の落書きの被害に遭うことも。

下北沢商店連合会 大木弘人会長:
落書きに対応できる人間もいない。いなくなってきたわけよ。人手不足で商店街も。
もうやめてください。とにかくやめてください。汚れますので。自分の家でやってください。

落書き情報は随時、共有し合って対応しているといいます。

未明の下北沢を調査するココ調取材班

落書きは、いったいいつ、誰が、何のために書いているのか?ココ調は未明から下北沢で取材しました。

約3時間歩き回り、辺りは暗く人通りがなくなった、午前4時すぎ。

下北沢駅の前で落書きをしていた男

1人の男がキョロキョロとあたりを伺いながら、駅前の商店街の案内マップに何かを落書きしています。

スタッフが、落書きした男に声をかけると…

スタッフ:取材をしているんですけど。めざましテレビです。
落書きした男:
取材をするんですか? あんまり、やめた方がいいじゃないですか。
スタッフ:落書きされていましたよね?
落書きした男:いや、あんま言えないんで。言わないっす、それは。

下北沢駅の前で男が書いたとみられる落書き

男が書いたとみられるのは、「C」に似たマークと直線を組み合わせたような落書き。黒のペンを手に持っていました。

スタッフ:犯罪っていうのは…?
落書きした男:分かっている

スタッフ:でも書いてしまう?
落書きした男:自分は書きたい場所に書いているだけ。人の家だろうが、公共だろうが、国のなんちゃらだろうが。みんなそういうの思い思いに書いたりするのがアートなんで。それで成り立っている世界なんで。

反省の色は全く見えず、あまりにも身勝手すぎる言い分。

落書きされた案内マップを管理している商店街の会長に伝えると
「他人のものを傷つけるのと一緒ですからね。迷惑条例違反でもあるし、落書きは自分のところでやれと。自分のキャンパスで書けということですね」
と憤りを明かしました。