ホールでは雅が登壇し、スピーチを始める。その最中、会場が真っ暗に。ルイが電源を落とし、弥生の作戦が始まった。

弥生が控室に忍び込む。夏目は隠しカメラが映す控室の様子をスマホで見ていたが、突然、画面に何も映らなくなる。弥生がカメラの視界をふさいだのだ。

夏目が控室にたどり着くと、非常電源が作動して室内が明るくなる。現金が入っていた箱の中は、空っぽになっていた。

控室を飛び出した夏目は弥生の後ろ姿を見つけ、彼女の腕をつかむ。振り向いたのは弥生ではなく、琥珀だった。夏目は琥珀のバッグの中身を確かめるが、不審な物は何もない。

平謝りで去っていく夏目。その後、琥珀は飾られている壺に隠しておいた現金入りの袋を取り出した。

弥生は「琥珀にやられた」と舌打ち。真っ暗な控室で弥生が現金を奪おうとしたとき、箱の中には何もなかった。

停電騒動が収まり、ホールではパーティが再開する。雅はスピーチの続きとして、政党交付金の話をする。

政党交付金の原資は国民1人あたり250円の税金。30年分で1兆円になる。これは30年前に国民と結んだ1兆円の契約なのに、政治家は未だに企業・団体献金とパーティを続けていると訴える雅。最後に「私は、30年前の約束を果たす政治家になります」と言い切った。

弥生は、庶民と同じように250円を大切に思う雅のスピーチに感動し…。

政界の奥深くまで知り尽くす乾(渡部篤郎)の正体は?

弥生は、琥珀と話をする。琥珀が弥生より先に金を盗んだのは、弥生が夏目の罠にはまって正体を暴かれないようにするためだった。

盗んだ金を持って海の向こうへ高飛びするという琥珀。最後に「情が深いのがお前の弱点だ」と弥生に告げた。

弥生と乾は、別の盗みを成功させていた。

田端のパーティを告知するチラシには、参加費を振り込む口座として田端の口座を記したものと、風祭の口座を記したものの2種類があった。

裏金事件以降、現役大臣はパーティ開催を自粛することになっているため、風祭はパーティで集金ができない。田端は、風祭に金が流れるように協力していたのだ。

パーティのあと、風祭と田端の口座に振り込まれた金額は見込んでいた半分にも満たないと判明。まもなく、また別の振込口座が記された第三のチラシが見つかる。

“二十一世紀国家研究会”という名義のその口座は、乾が用意したものだった。

弥生は田端の事務所に忍び込み、第三のチラシを紛れ込ませた。第三のチラシを受け取ったパーティ参加者がその口座に金を振り込んで、乾のもとには1000万円以上が集まる。

二十一世紀国家研究会とは10年前に亡くなった士郎の父の政治団体で、現在は活動していない。

士郎は風祭からの報告を聞き、風祭に1000万円を寄付すると言って事を収める。1人になり「あいつは死んだはずだ」とつぶやく士郎。

一方、弥生は「乾さんって何者?」と尋ねる。乾は「ただの亡霊だ」と答えて――。

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