そんななか、1人の女性が乾のアジトに現れる。
彼女は、弥生の泥棒の師匠・琥珀(山口紗弥加)。弥生が官房機密費を狙っていると聞きつけた琥珀は、大きい獲物を狙うのではなく盗めそうな所から手早く盗むようにと彼女なりの“泥棒の心得”を改めて弥生に説く。
そんななか、雅の事務所に苦情が殺到。雅が街頭インタビューで年収を明かした番組を見た人たちが、国会議員が5000万円もの税金をもらっていることに怒っていた。
さらに、雅が750円のデザートドリンクを持って映っていたことで「庶民感覚からかけ離れている」とSNSでも炎上する。
その日の夜、雅が“小早川士郎と国政を語る会”と銘打つ政治資金パーティに出席することになり、弥生ら秘書チームも参加。
パーティ会場の受付では、現金のやり取りが行われていなかった。国自党の派閥パーティで収入の一部が政治資金収支報告書に記載されない“裏金”として議員に流れていたことが発覚し、現金の手渡しが禁じられたからだった。
弥生が乾のアジトに戻ってくると、琥珀と弥生の幼なじみ・ルイ(きょん)がいた。ルイは乾に、3人が同じ施設で育ったと明かす。その施設がなくなり、弥生は先に施設を出て泥棒になっていた琥珀に弟子入りした。
弥生は幼い頃、空き缶拾いをして金を稼いでいた。もらえる額は、大きなビニール袋いっぱいの空き缶で250円だった。
一方、雅は弥生ら秘書チームとの会話をきっかけに、政党交付金のことを調べ始める。
弥生(石原さとみ)は政治資金パーティに集まる金に狙いを定める
弥生は夏目の秘書・花園銀二(川西拓実)から、中堅議員・田端義正(島崎義久)のパーティが近々開かれると聞く。その会には、総理大臣・風祭大治(岩松了)もゲストとして来る予定だった。
田端の秘書は「できればパーティ券は当日払いで買ってほしい」と口添えして営業に回っているという。法律が改正され、パーティに当日急に行けることになった場合は参加費を現金で支払うことが許されるという“抜け穴”ができたからだった。
田端のパーティに集まる金に狙いを定めた弥生は、雅にパーティへの出席を承諾させ、自分もついていくことに。
銀二が弥生にパーティの情報を流したのは、夏目の差し金だった。
パーティ当日。会場に着いた弥生は、出席者が荷物を置く控室に自分のバッグを置く。そのバッグには、控室全体を映すカメラを仕込んだチャームが付いていた。
控室にはすでに隠しカメラがあると気づく弥生。何者かが監視の目を張りめぐらせている。弥生は、夏目の仕業だと察した。
このままでは、夏目の罠にはまるかもしれない。迷った末、弥生は作戦続行を決断。
田端の秘書が、出席者から集めた現金の入った箱を控室に持ってきていた。
