――そんな雪乃がいてこその真下なんだ、というのも伝わってきます。結婚から約20年、2人はどう過ごしてきたと想像しますか?

ユースケ:真下が雪乃に「イエス、マミー」って返事をする場面があるんですけど、なかなか口にしないセリフですよ(笑)。最初、台本で字面を見たときは「どう言えばいいんだ?」と思いました。本当に言ってそうだと思わせないといけないですし。逆に、雪乃さんは真下のことをなんて呼んでいるんだろうって考えたりして。でも、撮影ではすんなり言えました。

水野:雪乃は、勇気の海外留学にもついていったでしょうね。

ユースケ:真下もそれに巻き込まれた、みたいな(笑)。

水野:真下さんは日本に一人残されていたんじゃない?

ユースケ:それで、オンラインでしょっちゅう話していて、「勇気はママのこと『マミー』って呼んでるんだ。俺も呼んじゃおうかな?」みたいなところから始まったのかもしれない(笑)。こうやって話しているうちに、どんどん光景が浮かんできます。

ほかのキャラクターで家庭やプライベートの姿がここまで想像できる人ってあまりいないと思うので、そこを僕ら真下夫婦が担えているのかなと思います。

水野美紀「あそこまでやるんだ!」増田貴久の思い切った芝居に驚き

――勇気役の増田さんの印象はいかがですか? 

ユースケ:実は、撮影現場では会っていないんですが、別のバラエティ番組のスタジオで会いました。増田くんから「今度、息子をやることになりました」って言われて、「聞いた、聞いた!」みたいな感じで。

『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』より
(C)2026フジテレビジョン BSフジ ビー・エー・シー

――青島の“指導”により勇気が室井の真似をするシーンは、強烈なインパクトを残しています。

水野:あそこまでやるんだ!っていう驚きがありましたね。

ユースケ:室井さんはもう亡くなってしまいましたけど、室井さんを思い出させてくれるものや、室井さんのマインドは、この先もずっと出てくるんだろうなと思います。…それにしても、親子2代で室井さんの影響受けすぎだろ(笑)!勇気は、よくわからないまま真似している感じがまた面白いんですけどね。

『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』より
(C)2026フジテレビジョン BSフジ ビー・エー・シー

水野:増田さん、勇気役をすごく楽しんでいらっしゃいましたね。バランス感覚や“おもしろ”の嗅覚も鋭い方で、本広(克行)監督と細かいニュアンスについてディスカッションしながら、お芝居を繊細に作っていました。

ユースケ:増田くん、映画初出演なんですよね。きっとファンのみなさんは待っていたんじゃないでしょうか。「ついに増田くんが映画に出る!それがなんと『踊る』だ!」っていう。