※本記事は『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』のネタバレを含みます。
本広克行監督が、新キャラクター誕生秘話や、劇中に散りばめた仕掛けについて語りました。
現在公開中の、織田裕二さん主演映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』(以下『N.E.W.』)。1997年の連続ドラマ開始以来、数多くの熱狂的なファンを生み出し、日本中に“踊る”ブームを巻き起こした『踊る大捜査線』シリーズの最新作です。
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(2012年)以来、約14年ぶりに主人公として戻ってきた青島俊作(織田)。警視庁の刑事部捜査第一課に着任しますが、誘拐事件の犯人から身代金の“運び屋”に指名され、事件解決のため東京の街を疾走。さらに、連続殺人や毒性ウイルス拡散の脅迫と、史上最悪クラスの難事件が次々と押し寄せ…。
めざましmediaは、シリーズ初期からメガホンをとる本広監督にインタビュー。新キャラクターに込めた意図や、ファンへ向けた“隠しネタ”などについて聞きました(全3回の第3回)。
ひばり(趣里)はすみれをワイルドに、美浦(白州迅)は真下をスマートにイメージ
――『N.E.W.』には、熱血刑事の芝田ひばり(趣里)と、冷静沈着でイマドキな刑事・美浦秋(白洲迅)という新メンバーが登場します。
ひばりは下町の台東署の刑事で、観光客や高校生の犯罪を取り押さえる毎日に嫌気がさしている、という人物です。感情がむき出しになっちゃうタイプで、カッとなりやすくて、「昔は不良だったんだろうな」と思わせるようなキャラクターにしたかった。深津絵里さんが演じた恩田すみれを、もう少しワイルドにしたイメージで作りました。
実はこれ、アニメでは人気の出やすいキャラクターなんですよ。感情的に怒る女の子って、人気アニメには必ずいるんです。
(C)2026フジテレビジョン BSフジ ビー・エー・シー
美浦は、検索能力が異様に高い部下がいたら面白いなと思って作りました。検索ってセンスも必要じゃないですか。美浦は飄々(ひょうひょう)としながら、必要な情報をあっという間に集めてしまう。検索結果をしっかり見せるために、2画面の折りたたみスマホを持たせたのもこだわりです。ユースケ・サンタマリアさんが演じた真下正義が、もっと若くてスマートで、もっとネットに長けていたら…という発想が出発点ですね。
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――真下正義(ユースケ・サンタマリア)と雪乃(水野美紀)の息子・真下勇気(増田貴久)の登場も話題になっています。
勇気は子どもの頃、誘拐事件に巻き込まれて青島に助けられた子です。あの両親のもとに生まれていますし、雪乃さんにはアメリカ留学の経験があるので、絶対に息子も留学させているだろうなと想像して。だから勇気は、ハーバード大学を飛び級で卒業していたり、日本語が怪しかったりする設定にしました。
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適任の役者さんがなかなか見つからなかったんですが、NEWSの増田くんがもともと『踊る』のファンで、映画に出演したことがないと聞いていたので、「この難しい役ができるのは増田くんしかいない。『踊る』のピンチなんです」と説得して、なんとかスケジュールを空けてもらいました。
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真下勇気の役は難しかったと思いますが、増田くんはすごく良かったです。「コメディやコントの感じで」と伝えたら、すごく楽しそうに生き生きと演じてくれて(笑)。ちょっと母性本能をくすぐられる感じも良くて、面白かったですね。
