鯖山は再び浦真鷲と面会し、トロンプイユの新店舗の設計で困っていると打ち明ける。
建築家・ガウディとその助手・べレンゲルのエピソードを語る浦真鷲。べレンゲルは30年間、ガウディの構想をもとに実務を担って建築物を完成させていたが、名声はすべてガウディのものになっていたという。
浦真鷲は鯖山に、べレンゲルの思いを想像するようにと促し「お前にも描けるはずだ、嘘の設計図が」と告げた。
鯖山(戸塚純貴)が描いた“嘘の設計図”で真実を解き明かす!
鯖山は、自分で“嘘の設計図”を描いて、トロンプイユ新店舗に隠された真実を解き明かすと決意。しかし、梶原と樋口に顔を知られているため、自分だけでは計画を実行できない。
鯖山は事務所メンバーにこれまでの経緯を打ち明け、協力を頼んだ。
鯖山が書き上げた設計図に沿って、作戦が動き出す。資産家にふんした呉田が、樋口をシェフに据えて新しいレストランを開業したいと持ちかけた。
呉田がレストランにする予定の物件に樋口を連れていくと、樋口はすっかりその気になる。
そんな樋口に呉田は、トロンプイユを超える店にしたいと言い、そのためには梶原を超える樋口の料理人としての力が必要だと告げた。
すると樋口は、トロンプイユにまつわる秘密を洗いざらいぶちまける。
トロンプイユは1年ほど前から樋口がすべてを取り仕切り、梶原は樋口が作った料理の試食もしない。さらに、樋口が新店舗を任せてもらうはずだったのに、梶原はその約束を反故(ほご)にした。
一方、縁は浦真鷲に、須永をそそのかして被害届を出させたのはドンヒョクだったと話す。
ドンヒョクが古瀬の指図で動いていることが裏付けられ、納得した様子の浦真鷲。縁は、浦真鷲が古瀬を動かして誰が敵なのかをあぶり出すため、あえて逮捕されたのだと気づく。
鯖山は浦真鷲に、樋口が暴露したことを伝える。すると、浦真鷲は「まだすべての嘘がめくれていない」と告げた。
梶原と改めて対峙した鯖山は「新店舗の設計プランにOKを出さなかったのは、あなたが新店舗を作りたくなかったからだ」と迫る。すると、すべてを打ち明ける梶原。
1年ほど前から、梶原は味覚障害になり、店をたたもうと考えていた。しかし、スポンサーの手前、店を続けるしかなく、樋口に店を任せるようになった。
そんななか、梶原はスポンサーから新店舗を要請され、断れない状況になってしまった。新店舗を樋口に任せれば、本店が立ち行かなくなる。だから梶原は、新店舗の設計プランを拒否し続けたのだった。
梶原が真実を話すきっかけになったのは、和傘をイメージして描き上げた鯖山の設計だった。あの設計を見て、名誉欲にとらわれて料理人としての大事なことを見失っている自分に気づいたという。
梶原は樋口にシェフの座を譲り、トロンプイユを去る。梶原を追い詰めたスポンサーは、古瀬だった。
鯖山が今回の作戦に協力してくれた仲間たちに頭を下げ、これからも浦真鷲のもとで仕事を続けることに。
そんななか、はかり建築設計事務所に区の建築指導課の職員が訪れる。呉田たちは、事務所の立ち入り検査をすると言い渡されて――。

