<鈴木吉弘(プロデュース)コメント>

都戸利津先生の原作漫画にはじめて出会ったとき、あまりの面白さに全10巻を一気に読みきってしまいました。

大正ロマンと昭和モダンの端境期という魅惑の時代設定のなかで、最高級のミステリーが展開する。まさにレトロとトリックが絶妙のバランスで溶け合う、華麗にして説得力のある物語(レトリック)なのです。

今回、この原作を鈴鹿央士さん、松本穂香さんという若々しい俳優たちと映像化できることになり、西谷弘監督の手によって、そこにどんな新しい世界が生まれていくのか、とてもワクワクしています。

繊細でやさしい役柄が似合うイメージがある鈴鹿央士さんですが、僕は彼がふと見せる芯の強い表情がとても好きです。本作の主人公の探偵も、ひょうひょうとしながらも、ときに人としての器の大きさや、強さを見せる“頼れる男前”なので、鈴鹿さんに演じてもらえることが非常にうれしいです。

松本穂香さんの映像作品や舞台作品をこれまでも数多く見てきて、非常に幅広い表現力を持つすてきな俳優さんだと思っていました。原作のイメージにぴったりで、松本さんの演じる鹿乃子のイキイキとした様子が、もう目の前に浮かんでいます。

昭和初期を舞台とする本格ミステリードラマであり、極上のラブストーリーでもある『嘘解きレトリック』。長い月9の歴史の中で一度も見たことのない、未知の世界観のドラマがはじまります。

『ガリレオ』シリーズを一緒に作ってきた信頼する監督やスタッフたちと、唯一無二の新鮮な魅力にあふれるドラマを作っていきたいと思います。どうぞご期待ください!