遊びに来た観光客:
だいぶ涼しいですよね、寒いくらい。
ちょっと冷えるかなと思って、1枚持ってきました。
日本全国で酷暑日や猛暑日が相次ぐ8月に「涼しい」などと口にする人たち…。
服装をみても暑さを感じさせないこの場所は、日本屈指の温泉街、群馬県草津町です。
ここが今、夏の避暑地として注目されているんです。
航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏によると…
鳥海高太朗氏:
草津はもちろん温泉のまわりは温度が上昇しますが、標高が高いため基本的に涼しい場所ということで、夏の時期においても人気が出ています。
標高約1200mに位置する草津町。一般的に標高が100m高くなると気温が0.6℃下がるとされるため、2023年~2025年の8月の最高気温の平均は約26℃で、東京都心と比べて8℃も低くなっています。
神奈川県の高校3年生2人組と草津の涼しさを感じてみる
そんな「涼しい街・草津」で取材班が出会ったのは、神奈川県から来た高校3年生の二人組。
――草津温泉に来たのは?
2人:
初めてです。
夏なのに涼しいからっていうのが一番の決め手でした。
長袖着てるのが違和感(笑)
よかったね長袖で来て。
うん。めっちゃ寒かった。
『ノンストップ!』が2人を取材したこの日の最高気温は20℃にも届かず、肌寒さすら感じる気温。まず2人が向かったのは「足湯」。
2人:
あったか~い!
――8月に足湯はどう?
2人:
寒いくらいだから、足湯がちょうどいい。あったかい。
同じ日本でもこんなに違うんだ。
2人が「猛暑だったら絶対に入らない」と言う足湯も、涼しい夏の草津町ならほっと一息できる癒しの空間に。
逆にしっかり温まる前に出てしまうと…、
2人:
寒い。出たら寒いね。
夜になると、町はさらに涼しくなります。
2人:
着替えました~。夜の湯畑に行って写真を撮りたいと思います。
夜もめっちゃ過ごしやすいです。
神奈川では体験できないことばっかりだから新鮮っていうか、気温も違うし楽しかったです!
この夜は気温が15℃近くまで下がり、その影響もあってか、湯畑の湯気も冬のようにモクモクと立ち上っています。
ライトアップの効果もあり、8月とは思えない涼しげな景色の前で、素敵な夏の思い出を作ることができたようです。
熊谷市から移住して2年「エアコンはめったに使わない」
草津町の涼しさを肌で感じているのは、観光客だけではありません。
――草津に来て何年目?
2年と3カ月くらいですかね。
暑い街の代表格である埼玉・熊谷市から移住してきたという大島真一さん。火を扱う温泉街の食堂「大島ミート」その店内では…、
埼玉・熊谷市から移住してきた大島真一さん:
ちっちゃいのがそこにあるんですけど。これが実はエアコンなので…、めったに使わないんですけど。
エアコンが置いてあるものの普段は扇風機があれば十分だといいます。
その涼しさに魅了された人も多いそうで、草津町への移住者は年々増えているとのことです。
草津の涼しさをより体感できるスポットとは!
そんな草津町で、より涼しさを体感できるスポットがあるということで、さっそく取材へ!。
まずは…温泉街の中心へ。湯畑のすぐそばにあるカフェ、実はここ、足湯カフェなんです。
取材スタッフ:
(足湯入って)あったかーい。足元はぽかぽかなんですが、吹き抜ける風がすごく涼しくて気持ちいいです。
「湯畑草庵足湯カフェ」は、足湯に浸かりながら、食事も楽しむことができる温泉地ならではの人気スポットです。
そしてこの夏の時期、特に人気なのが、群馬県の名物を使用したドリンク「草津温泉 蒟蒻バブルソーダ」800円。
取材スタッフ:
いただきます。(飲んで)すっきり!ゆずの香りが広がって、はちみつの甘さが後から来ます。中には群馬名物のこんにゃくゼリーが入っていて、食感が楽しめます。
足元は温泉でぽかぽかのため、よりソーダの冷たさと、こんにゃくののどごしを感じるのだとか。
次に向かったのは…、絶叫が響く「草津温泉スキー場」
冬は多くのスキー客が訪れますが、夏は大自然に向かってこぎ出す巨大ブランコや、
500mを40秒ほどで一気に滑り降りるジップラインでは、風で涼とスリルを味わう爽快アクティビティーが楽しめます。
この場所の標高は、温泉街よりもさらに上の1370m。1200メートル地点の温泉街よりもさらに“ひんやり”を体感できるんです。
そんな中でのジップラインは、爽快感も倍増です!
次に向かったのは草津町の温泉街の中心、湯畑から歩くこと約10分。川遊びが楽しめるという「西の河原公園」です。
取材スタッフ:
冷たい!
清涼感とマイナスイオンが溢れるこの川の水温は…24℃。しかしこの川、ただの涼スポットではありません。
取材スタッフ:
こちらには冷たい川が広がっています。でも少しずつ歩くとこのあたりから…、あっ、温かい!ここまで来ると川の水がすごく温かいです。
川の水温が場所によって違う?
サーモカメラで見てみると、画面右は冷たい“青”。一方左は温かい“赤”。確かに温度が違います。
水温を測ってみると…その差はなんと16℃!
実は左側を流れているのは、温泉!川底から湧き出る温泉と、冷えた地下水が流れ込むことで、「冷たい川」と「温かい川」が同時に存在しているんです。
埼玉から来た観光客:
涼しいしお湯があったかかったりぬるかったりいろんな気温がある。
冷たい川で涼しさを感じながらも、数歩歩けば温泉の温かさも感じられる、まさに草津町ならではの珍しいスポット。
県内から来た観光客:
きょうも涼しいし、ちょうど温泉いいのですごいおすすめです。
東京から来た観光客:
涼しくて湯冷めしないか心配なくらいです。来てよかったです。
(「ノンストップ!」2026年8月6日放送より)
