千葉豪雨の被害に遭った人:
(大雨)被害にあった次の日というか、ボランティアで来てくれる人もいるんですけど、
それに紛れてみたいな。「どっすかね?」みたいに(来た)。
今年の夏、台風・大雨で甚大な被害に見舞われた千葉県。
自然災害への不安や混乱に乗じて、今、“詐欺まがい”の高額請求が相次ぎ、行政などが注意喚起を行っています。
例えば、今年象徴的だったのが、車両の浸水をめぐる高額請求です。
千葉県の消費者センターによると、20代の男性が、水没した車のレッカーを、ネット広告で見た業者に依頼。「費用は2000円から可能」と広告に記載も…業者は作業車ではなく、普通の車で現場へ。依頼者に対し、こう言い放ったといいます。
「作業費は40万円かかります」
ネットの記載と異なるため、断ろうとすると…
「キャンセル料は27万5000円です」
男性はしかたなく、27万5000円を払ったといいます。
JAFによると、水没した車をけん引するのにかかる料金は、平均3万円前後が相場だといいます。
思いも寄らぬ高額請求に専門家は…
詐欺・悪質商法評論家 多田文明氏:
ありえないですね。高すぎますね。この業者はレッカー移動しようとするつもりがない、普通の自動車で来ていますから。キャンセル料(狙い)というか。
『ノンストップ!』は千葉県の大雨被害が大きかった地域を取材。すると…
千葉豪雨の被害に遭った住民:
役所の人に(悪徳商法)に注意してくださいと言われた。
千葉豪雨の被害に遭った住民:
この間(千葉豪雨で)床下浸水になったんです。(ただ)70万くらい請求された人もいるらしいみたいなこと(聞きましたね)。
大雨に便乗した悪質な高額請求への不安の声が多く聞かれました。
人の不安や善意につけ込む、卑劣な手口の数々。その対策に迫ります。
堀池亮介アナウンサー:
不安や大変な思いされている方がいる中で、災害に便乗した高額請求が起きているようなんです。どういったものがあるのか見ていきたいと思います。
災害に便乗した高額請求・悪質商法とは
堀池亮介アナウンサー:
8月に豪雨被害があった千葉市のホームページではいくつかの事例を挙げて注意喚起を行っているんですが、例えば浸水などで故障した自動車のレッカー移動など、ロードサービスをインターネットで頼んだところサイト上の金額と異なる高額な請求をされたというものがあったようです。
また豪雨で雨漏りをしてしまって修理依頼したところ、高額請求をされた上に修理でさらに悪化してしまったという事例もあるようなんです。
他にも悪質な業者から「経年劣化でも保険で無料修理できますよ」と保険金を口実にした勧誘があったり、
こちらから依頼していないのに勝手に訪問して騙そうとしてくることもあったようなんですよね。
MC 設楽統:
不安な気持ちで弱ってるところにこうやって付け込むというのは許せないですね。
ハイヒールリンゴ:
ネットって便利だと思うんですけど、ネットだけで見て判断するとやっぱり違いがあったりとか、いい言葉きれいな言葉だけ飾ってたりとかするんで、きっちり実態が調べれるような何かが欲しいですよね。
堀池アナ:
こうした不安な気持ちに付け込むだけではなくて、実は善意を悪用した詐欺も起きているといいます。
堀池アナ:
警察庁が注意喚起として発表しているものなんですが、今年7月に起きた熊本地震では、悪質な業者が公的機関や災害支援団体などをかたって、義援金の募集を名目に現金や電子マネーなどを支払わせる詐欺があった、ということで懸念されています。
実際に熊本地震の際には遠く離れた高知県でこんなことも起こっていました。
高知県内の住宅に男女2人が訪問してきました。何を言われたかというと「市役所から委託を受けて、熊本地震の募金をお願いしています」と訪問してきた人は言ったんだそうです。
ただ、こちらに住んでいた方はある有効な対策を取ったということなんですが、どんな対策を取ったと思いますか?
設楽統:
市役所に確認した?
堀池アナ:
ここに住んでいた住人は訪問してきた2人に対して「市役所の何課ですか?」とまさに確認を取ったということなんです。
すると訪問してきた男女2人は質問に困ったのか、はっきりした返答をしないまま、「他にも回らなければいけないところがある」と言い残して去っていったということでした。
詐欺・悪質商法評論家の多田文明さんによると、こうした身元を確認するという対応はかなり効果的だということでした。
さらに離れた奈良県ではこんなことがありました。
熊本地震から2日後、奈良県のとある自宅に奈良市の職員を名乗る人物から「熊本地震の関係で皿かタオル1枚でもいいので寄付してくれませんか?自宅まで受け取りに行きます」と言ってきたんだといいます。
奈良市は詐欺であると注意喚起しているんですけれども、リンゴさん、この電話は何が目的なのか分かりますか?
ハイヒールリンゴ:
全く分からないですね…うーん、家に入り込むこと?
堀池アナ:
そうなんです。多田さんによりますと実際に自宅に行って、「押し買い」のきっかけや、個人情報を得るための詐欺の布石となる行動だったのではないかということなんです。
では身を守るためにどうすればいいのか?多田さんによりますと、まずは、「何課ですか」など身元をしっかり確認することが大事だといいます。
さらに役所などに連絡するということも有効手段だといいます。
続いては話を持ちかけられても「その場で決めない。即決しない」というのが大事です。
お金もその場では払わずに他の見積もりを取るというのが有効的です。詐欺師や悪質な業者は不安を煽ってその場で決めさせるように仕向けてきますので注意していただければと思います。
さらには今までお伝えしてきたような、こういった手口があるんだよというのも知っておくというのが大事になってきます。知っておくことで詐欺などに気づく判断材料につながってきます。
設楽統:
弱っている時につけこむとか、善意を利用するとか、考えられませんね。
堀池アナ:
特に災害時などは自分の身を守ること以外になかなか考えられないので、平時の時にしっかりと対策などを意識しておくことが大事になってきます。
(『ノンストップ!』2026年9月29日放送より)
