不安定な天気が続く中、街で聞こえてきたのが…天気に状態が左右されやすい、“髪の悩み”です。

30代女性:
抜け毛とか、乾燥します。(季節の)変わり目とかに多いかもしれない。

都内で人気のヘッドスパも、注目度が高まっているといいます。

こちらのヘッドスパ専門店では、マッサージだけにとどまらず、スコープを用いた頭皮診断も実施。頭皮のこりをほぐし…毛穴の詰まりはスチームなどで洗い流し、頭皮を清潔に保つことで、抜け毛予防などの対策となります。

夏から秋にかけて「抜け毛」の悩み

都内にある薄毛治療専門のクリニックの医師は、この夏の髪のお悩みについて…。

リアスクリニック銀座院 白石武司 医師:
この時期は(患者が)増えてくる時期にはなっていて、猛暑によってかなり紫外線によるダメージが強くて…という形で、患者さんも問い合わせも増えている印象はあります。

こちらのクリニックでは40代以上の女性約1000人を対象にした調査を行ったところ、夏から秋にかけて「頭皮の不調を感じる」と答えた人の割合は、半数を超える65.5%。中でも不調の理由として、49.9%の人が「抜け毛が増える」と回答していました。

白石武司 医師:
秋口になってくると、湿度も下がってきますので、そうすると頭皮の乾燥が結構夏と比べて出てくることが多くて、結果として抜け毛が増えて(クリニックに)来られる方が多い印象ですね。

紫外線によるダメージ…抜け毛が増える可能性も

ジグザグ天気で髪や頭皮は、どのような状態になるのか…。
「少し不安を感じている」という番組スタッフの頭皮の状態を調べてもらいました。

リアスクリニック銀座院 市川真美子 毛髪診断士:
後頭部、1つの毛穴から2、3本ずつ、しっかりとした毛が出てますよね。すごく良い状態です。

後頭部には異常は見当たりませんでしたが、夏の紫外線を受けやすい頭頂部は…。

市川真美子 毛髪診断士:
細い毛が増えてますよね。後頭部が1つの毛穴から2、3本ずつ出ていたのに対して、1本のところが増えていたりとか、あとちょっと赤みがありますよね。夏の紫外線の影響など受けた感じ。

後頭部と比べ細い毛が目立ち、頭皮にも赤い炎症があるのが分かります。
この結果に、医師は…。

白石武司 医師:
ダメージを受けた頭皮が炎症を軽く起こしているような状態。髪の毛本体にも影響がいって、脱毛症として進んでいってしまう可能性が出てきます。

頭皮が夏の強い紫外線などの影響を受けた結果、毛が細くなっていると指摘。放置すると抜け毛が増える可能性もあるといいます。

この夏の、不安定な天候で受けたヘアダメージ。
日常生活でどのようにケアしていくべきなのか、クレアージュエイジングケアクリニック総院長で医学博士の浜中聡子先生に解説していただきました。

頭皮のダメージチェック

小山内鈴奈アナウンサー:
頭皮のダメージをチェックする方法があります。
頭皮は青白いくらいの白い色なんですよね。ただ、乾燥していると赤くなってしまうということで、保湿剤でのケアが必要ということになります。

浜中聡子先生:
炎症が強いと赤みってわかりますし、乾燥の方も少し赤っぽいような皮膚になります。
頭皮って透明感があって青白いのは健常な状態なので、それよりもちょっと色相が変わっていたら何かしらの負担がかかっていると思っていただいてもいいのかなと思いますね。

髪・頭皮のケアには生活習慣を整える

小山内アナ:
髪・頭皮のダメージを回復させるには、とにもかくにも生活習慣を整える、睡眠と食事が大切だということなんですね。

浜中聡子先生:
睡眠は髪の毛のために一番大事な成長ホルモンが1 日のうちの7割出ていますのでそのクオリティーを質とともに維持していただくというのは大事ですし、あとは食べ物。髪の毛の原料ってやっぱりタンパク質ですので、高タンパク質、低脂肪でしっかり栄養をとっていただいた上で、その成長を促すようなビタミン、ミネラルというのをしっかり考えていただくといいと思います。

井戸田潤:
わかめとかひじきはどうなんですか?

浜中聡子先生:
とてもミネラルの多い食材ではあるんですが、単品ダイエットはうまくいかないのと同じで、わかめやひじき取ったからといって髪が生えるというものではないので、あくまでもバランスかなと思います。

気になる髪の不安

小山内アナ:
街の皆さんからも不安の声があったということで、番組では100人の方にアンケートを取りました。

Q.髪の毛は1日何本抜けても大丈夫?【50/100人】
A.通常80~100本

浜中聡子先生:
毎日シャンプーしたとしてこれくらいです。よく抜け毛気にされてシャンプーの回数を減らす方もいらっしゃるんですが、それは2日に1回でも2倍抜けちゃうだけなので全く意味はないのでこれくらい抜けるものだと。
髪の毛ってどんどん抜けたらなくなっちゃうんじゃないかと思われますけども、元々10%くらい休止期といって、毛が抜けるのを待つ時期の毛穴ってあるんですよ。それでちゃんと新陳代謝がうまくいくので、バランスはとれているんですが、この時期は多い人だと200本とか倍くらい抜けちゃって、実際にボリュームダウンとかを感じるっていう方は多いですね。

Q.1本の髪の寿命は?【40/100人】
A.約7年

Q.白髪を根元から黒髪に戻す方法はある?【31/100人】
A.ない

浜中聡子先生:
私たちの黒髪っていうのはメラノサイトという色素細胞が色をつけてます。多くは加齢変化でそのメラノサイト(色素細胞)の働きが悪くなって、だんだん黄色っぽかったりグレーっぽかったりの髪に変わって最終的には白髪に変わりますので、これを何かしらの力でドンと黒に戻すということは医学的には不可能なんですね。

Q.水を飲む量で髪質は変わる?【31/100人】
A.長期的には健康な髪につながる

浜中聡子先生:
実際髪の毛って切って痛くないのでわかっていただける通り、もう死んじゃった細胞なので、今の髪の毛に水分を飲んだことによって与えることはできないです。
先行投資として体調のために水分をよくとるのはすごく大事ですので、その意味で水分を積極的にとって体調を良くしてということで健康な髪が生えるような頭皮環境を整えるということは十分可能かなと思います。

Q.抜け毛が予兆となる病気はある?【30/100人】
A.甲状腺機能異常や貧血

Q.この先の感想と抜け毛は関係ある?【30/100人】
A.間接的にある

MC設楽統:
マッサージとかそういうのはいいんですか?

浜中聡子先生:
頭皮のマッサージで皆さん期待されるのは血流を良くするという行為だと思うんですが、それをやったからといって髪がどんどん生えるほどの治療と同じ効果ではないです。
リラクゼーションとか頭皮環境を整えるという意味で捉えていただいて、発毛剤のようなお薬とは全く違う立ち位置で捉えていただくと、変に期待しすぎて「毛が生えない…」ということはないかなと。

(『ノンストップ!』2026年9月14日放送より)