<松本若菜 コメント>
――オファーを受けたときは、どう思いましたか?
今作の主人公・美羽のような、等身大の女性を演じられることに喜びを感じました。そのなかでも、女性としての悩みといいますか、もしも自分の知り合いに美羽のような女性がいたら、私はなんて言えるのか、どういうふうに接することができるのか。
そう考えたときに、もしかしたら私は背中を押してあげられないかもしれないと思いました。ですが、その女性は一体どんなものを背負って生きていくんだろうとか、誰か助けてくれるのだろうかということを思ったときに、その女性像の厚みというものが私の中でどんどん膨らんでいって、美羽という女性を演じることは、私にとっても挑戦だと思うようになり、ぜひともやらせていただきたいとオファーを受けさせていただきました。
――台本を読んだ印象は?
あっという間に読み終わりました。美羽と夫の宏樹は、理想的な夫婦と周りには見えているけれど、お互いが抱えているストレスだったり、日常の不満だったり、そういうものが家庭でぶつかって、すれ違っていきます。
そんなときに幼なじみだった冬月さんと出会い、そこから美羽の人生が変わっていく…というお話なのですが、第1話から本当に展開がめまぐるしいんです。人生で何かが起こるときって、いろいろなパズルのピースが偶然ぴったり重なり起きたりするよなって思って、何かこの話が人ごとには思えないし、もしかしたら自分にも降りかかってくることかもしれないと思いました。
第1話は、怒濤(どとう)のように過ぎるのですが、その1話の中で美羽という女性、そして周りの人間たちの関係性がうまく重なり合ったら、とんでもないドラマができてしまうのではないかと思っています。
――今作でフジテレビ系連続ドラマ初主演となります。
フジテレビさんには、ここ数年でもいろいろな作品に出させていただいています。視聴者のみなさんには、『やんごとなき一族』が私のことを知っていただくきっかけになったドラマだという方もいるかと思うのですが、今回のチームは、そのときのスタッフさんも多くいらっしゃって、また声をかけていただいたということがすごくうれしかったですし、私の女優人生としてもかなりの挑戦となる、この美羽を演じる機会を作っていただいたということに、とても感謝しています。
――主人公・美羽を演じるにあたって、心がけようとしていることはありますか?
悲劇のヒロインには見えないようにしたいと思っています。美羽に起こった出来事は、もしかしたら誰にでも起こりえることなのかもしれないですし「実は、そういうことってあるんだよね」と、私も周りから聞いて「ドラマだけの世界じゃないんだ!」と驚きました。
実は、知られていないだけで、実際にも起こっているということを考えたときに、この作品をただのフィクションとして楽しむこともできますが、もしかしたら、ラブストーリーの先に、ちょっと怖い身近に潜む人間の業や欲といったものを感じることができる、奥深いドラマになるのではないかと思っています。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
あなたの宝物は何ですか?このドラマを通して、私はひとつの宝物を守り抜きたいと思っています。最後まで、それを見届けていただけたらうれしいです。ぜひ、ご覧ください。