救命医・杏野朱羅(松本若菜)に休むという概念はない。休むのは救急外来の休憩室で仮眠をとるときぐらいだ。
その様子を見て看護師長の三宝加代子(阿南敦子)は、梵天太郎(荒川良々)や六道ナオミ(小雪)ら、救急科の医師の数も増えたので休むように促すも朱羅は聞く耳を持たない。
そんな朱羅に救急科科長・大黒修二(田辺誠一)は「休んでくれ!」と懇願。昨年から医者にも働き方改革が施行されたため、院長・多聞真(渡部篤郎)から休ませるよう指示されたのだ。
だが、朱羅は「興味ない」と休憩室から出て行ってしまう。
一方、初療室では薬師寺保(佐野晶哉)と梵天が患者の治療を始めていた。あたふたする2人を見て看護師の九曜沙苗(結城モエ)は「やっぱアシュラ先生いないと調子出ないね」とつい口をつく。
するとそこに朱羅がやってくる。朱羅は保たちに的確な指示を出して患者の治療に当たろうとするが、多聞に遮られ「帰って休め」と言われてしまう。
多聞は今回の患者は保でも治療できることを確認し、朱羅を初療室から追い出す。
その日の夜、働ける喜びで機嫌良く現場に戻ってくる朱羅。すると、朱羅の「…来る」という予知に続いてホットラインが鳴る。
運び込まれたのはマンションの3階から転落した60代男性。妻の話によると、ベランダで足を滑らせたかもしれないとのことだが、少し様子が変で…。