思い出の味だからといって、それが“おいしい”とは限らないという超エモーショナル!

はい。っというわけで(?)いくらなんでも、興奮が過ぎるわけなんですが(そらそう)。

いやだって、前回、輝元のラジオ番組について、一体どんな番組なのか?思う存分妄想した次の回で、その答え合わせがちゃんと待ってるとかさ、ファン心理をつき過ぎでしょう?いや、思うつぼでしょう?それに全力で乗っかっちゃう僕、チョロすぎでしょう(それはそう)。

うん、で、今回はそこで盛り上がる話ではなく(マジで)。その、『素敵にル・モンドゥ』で取り上げられた、ただのつかみと思われていた、“最後の晩餐”をきっかけに、これまで謎のベールに包まれてきた桂華(浅野ゆう子)の正体が垣間見える…桂華夫婦の、極上のグルメ人情噺(ばなし)が展開される、このドラマの“らしさ”ですよ。

それも、なんとなく今回の翔太(神山智洋)が作るメニューが“肉まん”ってのは、前回の意外過ぎた“ちゃんこ鍋”比からしても、想像通りの無難なメニュー…だったんだけれども、それこそが今回の“フック”になっていて、2人にとっての“思い出の味”=“肉まん”だからといって、それが“おいしい”とは限らないという、超エモーショナル!

その“おいしくない”ことこそが思い出の味であり、改めて料理の不思議さを痛感して、「俺の(翔太の)料理は、全部スペシャリテだ」につながる、素晴らしいビューティフルエンド。

これまで、翔太ってば、フレンチシェフだっていうのに「卵焼き」やら「焼き飯」やら「味噌ラーメン」、さらには「お好み焼き」に「親子丼」、ついには「ちゃんこ鍋」まで作ってきたもんだから、ある意味、フレンチシェフとしてのプライドをかなぐり捨てた料理人なんじゃないか?とすら思ってたんだけど、それなのに、翔太っていうキャラクターは、いかにもプライドが高そうな雰囲気を出している…一方で、作る料理はゴリゴリのフレンチにこだわらない。

そんな絶妙なバランスが、なんとも説明しがたい味のあるキャラクターを生み出していて、だからこそ僕も「翔太ってばフレンチシェフなのに…」って茶化すような見方をしてきたわけ。

だけどだけど今回で、その見方はガラッと変わって、これまでの“非フレンチ料理”も含めて、フレンチだろうが、そうでなかろうが、フレンチ風だろうが何だろうが、翔太が一番こだわっていたのは「何を作るか」ではなく「お客さんが何を食べたいか」だった。

屋台というこの場所だからこそ、その日の、その人の「食べたい」に応えられる。お客さんに寄り添い、寄り添いまくった先にあるのが、翔太の料理!!!

であるからして、この第2シーズン中盤で放たれた「俺の料理は、全部スペシャリテなんだ」という一言が、とてつもない説得力を持って胸に刺さったっていう、っていうね(誰にだよ)??

これまで散々、「フレンチシェフなのに…」とかなんとか、そのツッコミのすべてが、この一言のための伏線だったのか!!と気づかされたような、されなかったような(おい!)。

うん、なんにしても、このオチは、もう美しいとしか言いようがない。

だけど待って??三ツ星目指す=スペシャリテを用意する!!って息巻いたこの第2シーズンの軸…これからどうなるの??どうするの??逆に気になってきた!!