<中島裕翔 コメント>
――一人二役を演じるのはいかがですか?
李光人が「鈴木が中島さんでよかった」と言ってくれたことがありました。そんなうれしい言葉はないなと。薪と鈴木、薪と青木という間柄は難しくて特別です。
いわゆる“ブロマンス”という言葉、“バディ”という言葉だけでは片づけられない何かが、この2人にはある。それを表現するとき、この人(板垣)を包み込むというか、本当に信頼してもらって、受け止められる自分でないと、と思っています。
薪は強い反面、脆(もろ)さがあるので、鈴木としては包容力、青木としては支える。その2つを持たないとダメだと思い、普段からそのように李光人には接していこうと思っています。
――印象に残ったシーンを教えてください。
捜査をあせる薪を鈴木が諭して、2人の意見が対立するシーンです。バディはただの仲良しこよしではなく、ちゃんと意見を言い合える仲、薪と鈴木の関係性が伝わる場面だと思いました。
そして後半、薪が人の秘密をますます知り、正義の名のもとに暴いてしまう。これこそ罪ではないのかと泣く場面での、鈴木の演技が難しかったです。どのように薪をやさしく抱擁するか。薪と鈴木の関係性がそのシーンにもつながっていると思い、とても印象的でした。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
死者の脳をMRIで解析して捜査するという、誰も考えつかない素晴らしい原作を実写化するので、見たこともない映像になっていると思います。
映像だけでなくMRI捜査による罪の意識や倫理観の問題もあり、一筋縄ではいかないヒューマンドラマが何層にも折り重なっているのも魅力です。次回が待ち遠しくなる作品なので、ぜひ楽しみにしてください。