コンテナ内に拉致された少女が娘の咲(葵うたの)ではないとわかった途端、海上保安庁による救出を中止させ、見殺しともいえる判断を下した千堂外務大臣(生瀬勝久)。
薪剛(板垣李光人)は、「第九」のMRI捜査を逆手にとった淡路真人(伊武雅刀)の犯行に怒りを覚える一方、なぜ、あえて別の少女に咲の身代わりをさせたのか、その真意を図りかねていた。
そのころ、病室で千堂と直接対面することに成功した淡路は、自分が生きている限り脳は見られない、ゆえに咲の居場所は決してわからないと、千堂を挑発する。
警察も咲の行方を追うが手がかりは乏しく、もはや淡路の証言がなければ咲の命が尽きるのも時間の問題だった。
ついに千堂は、今回の犯行の原因となった20年前の自らの行いを淡路に謝罪し、土下座をして咲の居場所を教えてほしいと懇願。
しかし、淡路は謝罪などせずとも咲を見つけ出す方法があると、千堂にある提案をする。
そんななか、咲の身代わりにされたコンテナ内の少女の身元が判明。青木一行(中島裕翔)がヘリで救出に向かい、薪は警察庁長官(利重剛)に救出作業の協力要請を直訴する。
だが、淡路の千堂大臣への復讐には、もう一つの衝撃のワナが隠されていた…。