――美浦ステークスの実況本番を経て、青嶋アナからは何か言葉をかけられましたか?
「反省点は目の前にあるはず」と。自分自身が一番分かっているでしょう、ということです。本当にそう思います。
青嶋アナがフジテレビを退職される際、競馬担当の後輩たちに向けて講義をしてくださいました。その中で、ご自身が実況の参考にしてきたアナウンサーの名前を、他局の方も含めて次々と挙げられていて。
その中には、青嶋アナよりキャリアの浅いアナウンサーの名前も多くありました。後輩も含めたすべての実況者と真剣に競い合いながら、ご自身の実況を磨いてきたという情熱を感じました。その姿勢は見習わないといけないですし、そんな青嶋アナが今もなお現役で実況をされているのですから、若い自分はもっと頑張らなければという気持ちになりました。
青嶋アナは現在『BSスーパーKEIBA』(BSフジ)で司会を務めながら、(西日本地区の)レース中継の際はスタジオでモニターを見ながら実況をするという二役を担っています。これを毎週行うというのは、並大抵のことではないと思います。
上垣アナ「広い視野で、1頭も取り残さない実況ができるように」
――今後の実況における目標や「こういう実況者になりたい」というイメージを教えてください。
実際に実況を始めたことで、逆に分からなくなっている部分もあります。入社前のほうが、視聴者という立場から「自分はこういう実況者になりたい」とイメージを描けていたと思います。でも今は、目の前の現実と向き合いながら、どうレベルアップしていくかを考える毎日です。
今の自分が思い描く目標としては「広い視野で、1頭も取り残さない実況をできるようにする」でしょうか。どの馬にも、出走実現のために多くの方が関わっています。その馬にとってかけがえのない1戦かもしれません。そう考えると、まずはどの馬も取り残さない実況ができるように努めていきたいです。
