<森岡龍 コメント>

オファーを頂戴し、素直にうれしかったです。この入り組んだ事件に、いかに説得力をもたらすことができるだろうか、というのが、台本を初読した感想です。また、「女性たちの強さ」を感じる本でもありました。

遺体を手がかりに真実にたどり着くという点が、法医学ヒューマンドラマならではの面白さだと感じます。特に、第2話の「俺は生きてる人の声を聴く。お前は亡くなった人の声を聴く」というセリフが印象に残っております。個人的には、フジテレビさんのドラマは“ホーム”という感じがしており、安心して参加できました。

ディーンさん、瀧内さんをはじめ、スタッフのみなさんが気持ちよく迎え入れてくださったおかげで、ゲストという立場でありながらも、楽しく、リラックスして撮影に臨めました。

松山監督は、とてもロジカルに物事を捉えていらっしゃる監督で、改めて、さまざまな解釈を学ばせていただきました。その世界観に久しぶりに浸れたことは、喜ばしく、刺激的な体験でした。

また、山口紗弥加さんの現場を盛り上げる姿勢や気遣いも印象に残っております。余談ですが、山口さんが愛用されているマッサージグッズを薦めてくださり、ついつい私もその場でポチッと(購入)してしまいました。

このドラマは、「いかに体が雄弁であるか」を教えてくれます。生きている/死んでいる、に関わらず、たとえ肉体が葬られ、骨が土に還ったとしても、何かしらの手がかりや残滓(ざんし)は、この世界に遺される。

そんな、無限に広がる選択肢の森を、丹念に見つめ、新たな可能性をつかみ取ろうとするMEJチームのみなさんのお仕事ぶりが、やはり本作の最大の見どころかと思います。どうぞ、ご視聴いただけますと幸いです。