20年前、「成金老人殺人事件」と呼ばれた事件があった。資産家老人の愛人だった女子大生が遺産目当てに老人を毒殺したとされ、連日ワイドーショーを騒がせていたこの事件。その女子大生こそ聖子だったのだ。
聖子は事件直後から散々マスコミに追い回されたが、世間が飽きてくると次第に扱いも小さくなり、真犯人が逮捕されたときは大して報道もされなかったという。
それ故、聖子は世間から殺人犯だと勘違いされたまま何年も偏見の目にさらされていた。ようやく何も言われなくなったと思った矢先、成金老人殺人事件とそっくりな内容で、しかも女子大生が犯人というドラマが放送されたのだ。
聖子(安藤聖)の依頼を引き受けた杏(平手友梨奈)は事件を調べ始めるが…
聖子は、放送しているヤマトテレビに抗議をしたがまともに取り合ってもらえなかったという。しかし、このドラマのせいで小学生の娘まで「人殺しの娘」と呼ばれてしまったことに心を痛めた聖子は、杏がヤマトテレビと裁判で戦った経験があると知って助けを求めに来たのだった。
次の放送まであと5日。依頼を引き受けた杏は、過去の記事などを調べ始める。
そこで杏は、マスコミの報道を信じた被害者遺族が聖子に対して損害賠償請求訴訟を起こそうとした際、それを止めたのが杏の父・天野昌幸だったことを知る。
実家に戻った杏は、父が残した当時の資料を見つけた。だがそれに気づいた杏の姉・天野さくら(江口のりこ)は、「あなたにはその資料を使う権利はない」と言い放ち、杏を追い返す。
同じころ蔵前は、ヤマトテレビのドラマプロデューサー・静川薫(東根作寿英)を訪ねていた。
そこで蔵前は久しぶりに梨乃と再会。梨乃は蔵前に次回の台本を差し出すと、このドラマは蔵前が最後にとってきてくれた仕事だから代表作になるよう全力で演じている、と告げた。
事務所に戻った蔵前は、弁護士の辻井玲子(村川絵梨)や山崎慶太(松尾諭)らと事件とドラマの類似性や、証明することの難しさについて話す。
それを聞いて、蔵前が真剣にやっていないと怒りだす杏。「あなたの代わりなんて、いくらでもいますから」と杏から言われた蔵前は反発し、部屋を出て行ってしまった。
その結果、杏は丸屋泰造(酒向芳)をパラリーガルに指名し、蔵前は辻井と組むことになる。
