<桐谷健太 コメント>

――オファーを受けたときは、どう思いましたか?

実は何年か前に、「病院モノと刑事モノが一緒になった作品があればいいのに…」と思ったことがあったんです。

原作は、オファーをいただいた際に知ったのですが、もともと思っていたこととつながって、すぐにピンときました。なので、「面白そうだ!」と思ったのがファースト・インプレッションですね。 

病院内で繰り広げられるヒューマン・ストーリーもあれば、刑事ドラマとしての謎解きやミステリー要素もありますし、瀬戸康史さん演じる天才外科医・榊原俊介とのバチバチな関係性もあり、いろいろな見どころがある作品だと思います。

――原作、台本を読んだ印象は?

病院の中で働く刑事の物語なので、いろいろな人間模様があります。そのなかでも武良井の過去に何があったのか、そして彼がどういう思いを内に秘めているのか…という部分は序盤では謎のまま進んでいきます。

それが少しずつ明かされていくなかで描かれる、患者さんや病院内のスタッフのストーリーがとても魅力的だと思いました。

多くの登場人物がいる中で、誰かから見た一方の意見だけでなく、さまざまな側面が描かれているのもいいと思いました。

武良井自身はつかみどころのないキャラクターでもあるので、その部分も魅力的に演じていきたいです。

――瀬戸さんとは5年ぶりの共演となります。

『まんぷく』での共演以来ですし、しっかり向き合ってお芝居をするのは初めてなので楽しみです。原作があるドラマなので、原作に沿った部分とドラマ版ならではの部分をそれぞれのやり方で演じながら、一緒に切磋琢磨していきたいですね。

5年前はまだコロナ禍ではなかったので、食事に行ったり飲みに行ったりもしていました。そのときは、みんなでワイワイと、くだらない話ばかりしていたような気がします。

でも今回は、対立するような関係性なので、なるべく彼とはしゃべらないでいようかな(笑)。いや、少しは話すでしょうけど、確実に前のときのようなノリではないでしょうね(笑)。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

今までのドラマにはない、一風変わったドラマになると思います。病院内での患者さんやスタッフの人間ドラマもありますし、刑事として武良井が謎を解いていくミステリーの側面もあります。

そして、大きな枠組みでいえば、サスペンスも含まれているので、いろいろな角度から楽しめる作品になっていると思います。ぜひ、ご覧ください。