本田響矢さんが再び“昭和の世界”で生きます。
10月に東京・日比谷シアタークリエで上演し、その後、大阪、佐賀、愛知、川越と巡演する音楽劇『エノケン』の製作発表記者会見が7月29日に都内で開催され、主演の市村正親さん、共演の松雪泰子さん、本田響矢さん、豊原功補さん、脚本を担当した又吉直樹(ピース)さん、演出を手がけるシライケイタさんが出席しました。

本作は、昭和の喜劇王“エノケン”こと榎本健一さんの波乱の人生を描いた物語。エノケンに市村さんが扮し、エノケンの前妻・花島喜世子と後妻・榎本よしゑを松雪さん。エノケンの息子・榎本鍈一と劇団員の田島太一を本田さん、座付き作家の菊谷榮を豊原さんが演じます。
本田響矢 スポンジになった気持ちで「吸収、吸収」
役衣装で登壇した本田さんは、「舞台出演は、お芝居を学び始めてすぐ、右も左もわからなかったころ以来7年ぶりなので、スポンジになった気持ちで“吸収、吸収”で学びながらいきたい」と緊張感たっぷりにコメント。

今回、経験豊富な市村さん、松雪さん、豊原さんとの共演にあたり、「聞きたいことは?」という問いかけに「本番を迎える前に行っているルーティンみたいなものがあったらお聞きしたい」と視線を大先輩へ向けました。
市村さんは「劇場でウォーミングアップしていると、みんなが挨拶に来るからウォーミングアップにならない。だから、劇場入りの前に、外でヨガとかやって汗をかいてシャワーを浴びて体温を上げて劇場に来ると、ウォーミングアップの邪魔をされない」とアドバイスを。

松雪さんは「すごくシンプルなのですが、瞑想をして、呼吸と体をととのえる。本番前は、しっかり地に足をつけて立つイメージで呼吸をするっていう感じです」と説明。

豊原さんは「ないですよ!ルーティン」とぶっちゃけ、「僕はお客様がまだ入っていない劇場で、『あー』とか『うー』とか大きな声を出すだけ。すみません、雑で」と話し、これに本田さんは「ありがとうございます」と丁寧に感謝しました。

その後の囲み取材でレポーターから「昭和を描いたドラマで大人気になりましたが、環境の変化は?」と質問が。
これに「環境ももちろん変わりましたし、2025年の半分は“昭和”に生きていて、ほぼ“令和”がない年に。昭和にご縁があるのかな」と笑顔を見せ、「街でお声がけしていただくこともあるんですけど、友人のお母さんからサインを求められる日が来るなんて新鮮な気持ちでした」と、話題になったドラマ『波うららかに、めおと日和』で演じた“瀧昌さま”効果を明かしました。

<音楽劇『エノケン』公演情報>
【東京公演】10月7日(火)~26日(日)日比谷シアタークリエ
【大阪公演】11月1日(土)~9日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
【佐賀公演】11月15日(土)・16日(日)鳥栖市民文化会館 大ホール
【愛知公演】11月22日(土)~24日(月・祝)名古屋文理大学文化フォーラム 大ホール
【川越公演】11月28日(金)~30日(日)ウェスタ川越 大ホール
公式サイト:https://enoken-stage.jp/