ナレーション収録を終えた富田さんにインタビュー。印象に残っている場面や、自身が「精神面も体力面も鍛えられた」という撮影現場での経験、仕事へのモチベーションなどについて聞きました。
富田望生「プレッシャーが数字につながる人もいれば、そうじゃない人も」
――特に印象に残っている登場人物はいますか?
ひまりさんです。プレッシャーを浴びることによって、(売上の)数字につながる人もいれば、そうじゃない人もいると思います。ひまりさんは、プレッシャーを経験したからこそ、自分が大切にしなきゃいけないポイントは何なのか考え、きちんと向き合うことの重要さを見つけます。
置かれた状況の中で、そういうことをインプットして成長していく力が備わっている方なんだな、すごいなと思いました。
伊藤さんと同棲している彼女も我慢強いなと思いました。節約のため電気を消してご飯を食べ、手持ちの現金がなくなった伊藤さんに送金して…。どうか幸せになってほしいですし、伊藤さんには頼りがいのある彼氏でいてほしいなと思います。
――富田さん自身は、この企業のようにガッツを求められた経験はありますか?
監督によっては、「もう1回!」と何度も言われることはあります。それこそ『教場』シリーズ(フジテレビ)の撮影はその連続で、精神面も体力面も鍛えられました。当時は「もう1回!」の言葉に屈することなく、「闘うんだ!」という気持ちで撮影現場に行っていました。
でも、私はそれが楽しかったですし、「もう1回」と言われるごとにエンジンがかかるといいますか。「違う」とか「もっといける!」と言われるのが苦手なタイプではないと思います。
――一般的に「褒められて伸びるタイプ」と「厳しくされて伸びるタイプ」がいると言われていますが、富田さんは後者ですか?
そうですね。褒められすぎると信じられなくて、どうしていいか分からなくなってしまいます(苦笑)。なので、むしろ厳しく言ってほしいです。もちろん言い方はあると思いますけど、愛情を持ってくれているから、これだけ厳しい言葉をくれるんだろうなと思うと頑張れます。
ただ、最近はだんだん、やさしい監督が増えてきて「いいと思う」と言っていただくことのほうが多くなりました。「違う!」と言われると、くぅ…!って思いますけど、やっぱりうれしいです。
お互いが思う役柄をぶつけ合えるということに、すごくやりがいを感じるので、そういった現場にも惜しまず挑戦していきたいなと思っています。
――映像の中で番組ディレクターが社員に、仕事へのモチベーションを聞く場面がありました。富田さんのモチベーションは何ですか。
定期的に作っている“ご褒美”だと思います。誰かとちょっとごはんに行くとか、1泊でどこかに出かけるとか。そういう時間があるから、何事にも恐れず闘える気がします。
今までは、作品に入っている間はその役のままでいたくて、役柄と違うことや関係ないことはしないようにしていたんです。でも、いろいろな方とお会いしてお話を聞いているうちに冷静になれたというか、自分が向かうべきところが明確になってきて。
それからは、自分のために定期的なご褒美をつくって、幸せを感じることが、仕事のバランスを取る上でモチベーションになっていると感じます。
――食事や旅行以外にも、ご褒美はありますか?
「今日は絶対に料理をしないとダメだ!」と思う日は、仕事を終えたら好きなだけ食材を買って料理をしますし、「今日はキャベツを刻みまくるんだ!」という日もあります(笑)。実際に刻みながら「私、今キャベツを切れている」と感じられることがモチベーションになっていると思います。
――お芝居そのものに対する意欲はいかがですか?
常にありますし、いつも楽しいです。苦しいと思うことはそれほどないです。
――演技を通じて誰かを感動させたい、影響を与えたい、ということが原動力になっていますか?
そうですね。作品を残した先のことまで考えています。「感動させたいからこの芝居をする」という思いが先行するのは嫌なので、お芝居の最中はあまり考えないですけど、この役を受け持つ、と決めるときは、作品を観てくれる誰かのことを想像します。
それはやっぱりモチベーションというか、「ちゃんとやらなければ」と思う大きな原動力になっているかもしれません。
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