ドラマ公式SNSなどの発信を見ると、とにかく明るい本作の撮影現場。その中心にいる橋本環奈さんとの共演の感想は?

また、向井さん自身が作品を見ていて印象に残っているシーンも聞きました。

──中田が湖音波に隠していたことが、これからわかっていきます。そのなかで中田の変化はどのように演じていますか?

9話の中盤あたりから最終話にかけて、湖音波にも視聴者の皆さんにも隠されていたことが明らかになっていきます。そこには葛藤もありますし、湖音波や大河原院長(大塚寧々)、同僚たち、鷹山事務局長とどう向き合っていくのか。今撮影をしながら、ちょっとずつ変化させているところです。

──白衣を着ているシーンでは、必ずポケットに手を入れている印象ですが、そういった細かい部分で意識していることはありますか?

医師の役は何度か演じたことがありますが、手が大事なんですよね。中田もすごい先生で、オペもかなりの数やってきた人だと思うので、無意識に手を守っていたのでしょうか。

でも、本当に無意識なので、ブラブラするくらいなら、ポケットに入れたほうが落ち着きがいいという感じかもしれません(笑)。

向井理 橋本環奈は「いつもパワフル」数名で飲みに行くこともあり「豪快に笑っている」

──座長・橋本環奈さんとご一緒した感想を聞かせてください。

橋本さんと脚本の根本ノンジさんは以前一緒に作品を作っていますから、気心知れた仲のようで。そういう意味では、当て書きに近いのではないでしょうか。湖音波みたいにヤンキーではないですが(笑)、パワフルなところは共通しているなと思います。いつもパワフルに現場を引っ張ってくれている印象ですね。

──撮影の合間など、橋本さんとはどんなかかわり方をしていますか?

ドラマの初回放送日は、プロデューサーとノンジさんと橋本さんと僕で放送を見ていました。お酒をたしなまれる方なので、数名で飲みに行くこともありましたね。橋本さんはどんなときも豪快に笑っています。

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──ここまでの放送で印象に残っているシーンを聞かせてください。

湖音波と潮五郎(吉田鋼太郎)の親子関係は、見ていてステキだなと思います。いつも怒鳴り合っていますが、仲が良くないとああはならないですから。潮五郎さんもまた湖音波と同じようにめんどくさい人ですが、人情味があっていいですよね。

物語全体としては病気の話があり、オペシーンのような緊迫したシーンが続きますが、親子関係が描かれることで柔和な印象になりますし、湖音波の存在があって脳神経外科のスタッフルームの雰囲気もどんどん変わって。その変化が、今見返してもグラデーションがしっかりとついていていいなと思っています。

湖音波が都立お台場湾岸医療センターの脳神経外科に来たことで、だんだん氷が溶けていく感じ。大友先生や看護師長の高野さん(馬場徹)というわかりやすく対立していたキャラクターの心の変化もあり、そこには湖音波や潮五郎さんが関係していて。その人間関係の変化は面白いなと思いながら見ています。

──物語は終盤ですが、今後の見どころを聞かせてください。

毎回ゲストの方が来られて、いろいろな病気と向き合っていくことが本作の基本の物語。僕は部長で、あまりオペにも立ち会うことがないので、「今回はどんな方が来るんだろう」ということが一つの楽しみになっています。

そういった物語の積み重ねを経たうえで、最終話はどういう着地になるのか。10話と最終話はかなり激動だと思います。

登場人物のわかりやすい変化もそうですが、実は全話見終わったあとに1話を見ると、伏線が張られていた…というポイントもありますし、そもそも中田はなぜ湖音波を呼び寄せたのか、その理由も明らかになります。台本を読んだときにすごく切なさを感じたので、最後まで見届けていただきたいですね。