「さらにステップアップするんだ」と意気込んで臨んだ映画『教場』。その現場を経た今、綱さんはどのような立ち位置にいるのでしょうか?

また、デビュー当時との変化や2026年の目標も聞きました。

──個人のお話も聞かせてください。2025年は映画出演が多かった印象の綱さんですが、デビュー8年の今、俳優としてどのような立ち位置にいると感じていますか?

スタートラインには立てたかなという感じですね。と言っても、今はこの仕事を続けるつもりではあるものの、ゴールがどこなのかは自分でもまだわかっていないのですが。

ただ、例えば、日本アカデミー賞を受賞すること、ゴールデン帯のドラマで主演すること、映画で主演することという一つひとつの目標が通過点であり、ゴールでもあると思っていて。

以前は、その通過点が頭の中にはあっても、現実味がなさすぎて、夢でしかなかったんです。「夢は大きく」とよく言われますが、大きすぎて「何を言ってるんだ」と思ってしまっていたので、言葉にもしていませんでした。

でも今は、「頑張れば、そこにいけるかもしれない」と思う自分もいますし、夢を口にしていってもいいのかな、と。そういう意味で、今ようやくスタートラインに立てたという認識を持っています。

綱啓永 デビュー当時と変わらない仕事への向き合い方「一つひとつ一生懸命に」

──デビュー当時と今で、仕事への向き合い方に変化はありますか?

一つひとつ一生懸命にやるというスタンスは、当時から変わりません。でも以前は、その一生懸命の理由は「自分がステップアップするため」が多かったんです。今は「作品を良くしたい」とか、作品を見てくださる方の顔をイメージしながら仕事ができていて。それは、俳優として活動していくうえで大きな変化だったと思います。

──最後に、2026年の目標を聞かせてください。

今、「幸せ」か「幸せじゃない」かと聞かれたら、幸せなんです。その幸せが2026年も変わらず続くといいなと思っています。

お仕事に関しては、2025年は1本もドラマに出ていなかったので、ファンの方からも「映画での活躍はうれしいけど、ドラマでも見たい」という声をいただいていて。タイミングなどもあるので難しいかもしれませんが、2026年はドラマに出られるように頑張ります。

やっぱりファンの方がいてこそ、僕の活動は成り立っているので、皆さんの声や期待には応えていきたいですね。

──プライベートはいかがですか?

友人とほぼ毎日サウナに行っているのですが、そんな日々が幸せで、すごく楽しいので現状維持していきたいです。もうそれで充分! 旅行に行けたらもっとうれしいです(笑)。

撮影:河井彩美
ヘアメイク:牧野裕大
スタイリスト:三宅剛