約300種類の海の生き物に出会える福井県唯一の水族館!越前松島水族館
今回は、「ウラマヨ!ロケSP in福井県」を放送。
「越前松島水族館」は、ダイナミックなイルカショーや、かわいいアザラシとのふれあいなど、約300種類の海の生き物に出会える福井県唯一の水族館。水槽の上に立って“映え写真”が撮れるなどSNSを中心に話題となっています。
館長の松原亮一さんは「これは、カマイルカというイルカで、(石川県にある)『のとじま水族館』から避難してきた2頭です」と、屋外プールで気持ちよさそうに泳ぐ2頭のイルカを紹介。
元日の北陸地方を襲った能登半島地震。死者200人以上、全壊した家屋は8000棟以上と、多くの被害をもたらしました。
越前松島水族館から離れること約150km。震源地近くで営業していた「のとじま水族館」は、大きな被害を受けて多くの生き物の飼育が困難に。
日本水族館協会を通してイルカの受け入れ要請があったのが1月3日。その3日後の1月6日、「越前松島水族館」のスタッフ5人が「のとじま水族館」へ。まだ震度5クラスの余震が続くなか、被災地で不足していた飲み水等を積んでトラックを走らせました。
担当したのは、イルカの飼育員・加藤篤さんで、「専用の担架でイルカをつり上げて、大きいタンクに入れて、イルカの体半分くらいが海水に浸かるような状態で運びました。体表が乾くとヤケドっぽくなるので、常に海水をかけ続けていました」と当時を回顧。
通常なら片道2時間半ほどですが、被災した道路を走るため4時間以上。飼育員がつきっきりで海水をかけながら運搬し、無事搬入することができたそうです。
今回、受け入れを即決した裏側について「実は、うちの水族館としての“27年前の恩返し”でもあるんです」と切り出す松原館長。
くしくも同じ年始の1997年1月2日、重油を積んだロシアのタンカー“ナホトカ号”が日本海沖で悪天候により沈没。6000キロリットル以上とされる大量の重油が海に流れ出てしまうという事故が起きました。
「本当に、油で波が立たないくらい海がドロドロになったんです。水族館では海から水をくみ上げて使っているんですけど、その汚水がうちのイルカプールに流入したんです。飼育し続けることはできないということで当時SOSを出しまして、そのときに二つ返事で受け入れてくれたのが、『のとじま水族館』だったんです」
当時、イルカの飼育担当をしていた松原館長。「自分たちの力では、どうしようもないときに助けていただけるというのは、本当に心強くてありがたかったです。そのとき、『ちゃんと面倒見るからな!頑張ってな!』と言われたのが、本当に忘れられないですね」と振り返り「なので、今回のSOSを受けて、すぐに受け入れを決めました」と、決断の裏側を明かします。
ちなみに、2頭のカマイルカは、「のとじま水族館」のプールの修復が進んでいることから、今のところ11月中に“帰郷”する予定だということです。
ほかにも、“100年に一度の大チャンス”と商店街に新しい風が吹き始めている、年間観光客数130万人以上の絶景スポット・東尋坊や、海鮮王国のイメージが強い福井で発見した、地元民が愛してやまない知られざるソウルフードも登場。
『ウラマヨ!』(関西ローカル)は、10月5日(土)13時より、カンテレで放送されます。