――大みそかに『ザ・ノンフィクション』を長時間の特番として放送することについて、どう思いますか?
不器用にしか生きられない方とか、立派な方とか、いろいろな人間模様が一気に見られる番組ですから、そういう意味では、楽しい試みじゃないでしょうか。
家で大掃除をしながら見ていたら、つい手が止まってずっと見ちゃうっていう感じの番組やと思います。僕もあまり「番組をやっているぞ」と気負うことなく、やらせていただきました。昼過ぎから長時間やりますから、もし興味のある題材がありましたら、ぜひ見てほしいなと思います。
――設楽さんとタッグを組む機会は珍しいと思いますが、いかがでしたか?
本当に楽しかったです。やりやすいですし、ちゃんと進行してくれましたから(笑)、僕は好きなことをしゃべれたし、心地よかったです。
今の時代とSNSと『ザ・ノンフィクション』は相性がいい
――『ザ・ノンフィクション』はなぜ30年続いてきたと思いますか?
スタッフさんが一体どこで出会って、どう調べてきたか分からないですけど、いろいろな方の人生のある期間をこうして切り取って、我々は見させていただけている。たぶん少ない人数で番組をつくっていると思うんですけど、その頑張りというか積み重ねが30年っていう形になったんだと思います。
なんとなく今の時代とSNSと『ザ・ノンフィクション』って合うというか、相性がいいと思うんです。TVerとかで、リアルタイムでなくてもじっくり見られる、実は時代に合ったいい番組じゃないかなと思います。
――ドキュメンタリーのここが面白いと、思うところを教えてください。
やっぱり人の表情ですね。人って本当に困ったとき、こんな顔するんだとか、喜んだときってこんなリアクションするんだとか。本気で怒ったときは表情が変われへんねんなとか。お芝居じゃない。そういうのは見ていて参考になります。人の“ホンマの喜怒哀楽”っていうのは何か、ドキュメンタリーで勉強させていただいています。
『ザ・ノンフィクションの大みそか2025~放送30周年スペシャル~』
12月31日(水)13時50分~『ザ・ノンフィクションの大みそか2025~放送30周年スペシャル~』が放送されます。
『ザ・ノンフィクション』30年、1200回超の放送を振り返り、ドキュメンタリーを愛してやまない東野幸治さんと設楽統さん、番組の「語り」を担当した大島優子さん、きゃりーぱみゅぱみゅさん、吉岡里帆さんらと「ザ・ノンフィクション」を語り尽くす4時間。
人々の記憶に残る人物たちもスタジオに登場。今回新たに、名作の舞台裏と主人公たちの「その後」の物語もお届けします。
『ザ・ノンフィクションの大みそか2025~放送30周年スペシャル~』
放送日時:12月31日(水)13時50分~
語る人:東野幸治、設楽統
ゲスト:大島優子、きゃりーぱみゅぱみゅ、吉岡里帆
特別ゲスト:植草美幸(婚活アドバイザー)、ガッポリ建設(小堀敏夫・室田稔)、シュラフ石田、武居由樹(ボクシング・前世界王者)、星愛美(日本最高齢のストリッパー)
※五十音順、敬称略
語り:吉岡里帆
総合演出・チーフプロデューサー:西村陽次郎
演出・プロデューサー:京田宣良
制作協力:バンエイト
制作著作:フジテレビ
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/thenonfx/
フジテレビドキュメンタリー:https://www.youtube.com/@fuji_doc
