ナレーション収録を終え、「衝撃を受けた」と話すきゃりーさん。約2年ぶりに佳子さんを見守って感じたことや、同じ歌い手として思ったこと、自身にとっての“居場所”やファンの存在について聞きました。
きゃりーぱみゅぱみゅ「佳子さんぐらいタフに生きられたら」
――佳子さんを再び見守っての感想を聞かせてください。
前回の放送で佳子さんの生き様を知り、大きな衝撃を受けましたし、佳子さんや、佳子さんのファンの仁美さん、それぞれの人生を見させていただいているんだ、というのを感じました。
今回も、佳子さんが激しい言動で“暴走”する場面もありましたが、それでも憎めなくて、愛されていて。言葉の一つひとつに嘘偽(いつわ)りがなく、こんなにも真っすぐ刺さることってあるんだと、やはり衝撃を受けました。
――佳子さんの、改めての印象はいかがですか?
もし私が小さなことでクヨクヨしたり、落ち込んでいたりしたら、佳子さんなら「そんなの関係ないよ!」と言ってくれそうな気がします。佳子さんぐらいタフに生きられたらいいなと思いました。
一方で、すごく繊細な方なのかなという印象も。だからこそみんなに愛されて、いつも周りに人が集まっているのかもしれません。飲食店でのケンカは、さすがに店員さんがかわいそうだなと思いましたけど…。
――きゃりーさんは以前から、佳子さんのことを知っていたのですよね。
『ザ・ノンフィクション』で放送される前からTikTokでよく見ていて、話題になっているなと思っていました。その時に見たのは、興味本位のお客さんに絡まれて言い合いのようになっている姿でしたが、「どんな人なんだろう?」と思って追いかけているうちに、愛情深くてピュアな方なんだと感じるようになりました。
――今回の映像を通じて、同じ歌い手として、佳子さんにどのようなことを感じましたか?
歌手に限らずですが、自分に合った居場所を見つけることは、すごく大切なのかなと思いました。音楽をやっているとやっぱり「大きなステージで歌いたい」とか「たくさんの人を幸せにしたい」という気持ちになる人が多いと思いますが、佳子さんは西成という場所が自分にフィットしているし、ここで歌うのが好きというようなことを話していたので。
――きゃりーさんにとっての“居場所”は?
佳子さんと仁美さんが、ライブがなくてしばらく会えなかったように、私も産休中はファンの方と会えなくて寂しい時間を過ごしていました。でも、ファンクラブの掲示板で「応援してるよ」とメッセージをいただいたことが大きなエネルギーになりましたし、今こうしてライブ復帰をしてみなさんに会っていると、ファンの方がいてくれる場所が、私の居場所なのかなと思います。
――佳子さんにとっての仁美さんのように、きゃりーさんにも長年のファンの方はいますか?
います。デビュー初期の頃からずっとライブに来てくださる方や、海外まで足を運んでくださる方も。移動スケジュールも同じだったりするので、飛行機で会って「あ…!」となったり(笑)。すごく嬉しいです。
なので今回、佳子さんと仁美さんの絆に感動しました。それと、番組ディレクターさんの愛もすごく強くて、そこにも感動しました。仕事で密着しているだけではなく、心の底からずっと応援されていたんだなというのが伝わってグッときます。
『ザ・ノンフィクション』無料配信
YouTube「フジテレビドキュメンタリー」では、2023年8月放送「生きる歌~三角公園の歌姫とわたし~Vol.1」のオリジナルカット版を配信中。
2025年11月30日放送「私が片づけたいもの~ひろこばぁちゃんと心のお片づけ~」(語り:黒木華さんん)が12月14日までTVer・FODで無料配信中です。
