生理中のムレやかぶれが気になる人におすすめのアイテムが、布ナプキンです。しかし、種類や素材もさまざまで使い方もよくわからないことから、購入まで踏み出せない人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、布ナプキンの選び方から洗い方まで解説。おすすめの商品も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

布ナプキンの魅力は“肌触りのよさ”と“繰り返し使える”こと

布ナプキンとは、その名の通り綿やガーゼなどの布素材を重ねて作られたナプキンのこと。使用方法は種類によっても異なりますが、基本的にはショーツにのせ、ホックやボタンなどで固定して使用します。

通常のナプキンと比べて通気性がよく、生理時だけではなくおりもの用としても使用可能。洗って繰り返し使用できるため、環境負荷の低減にもつながります。

布に付着した経血は、洗剤をとかしたぬるま湯につけ置きして洗浄するのが一般的です。

ただし、布ナプキンは比較的厚みがあるため、持ち運び時にかさばる場合がある点に注意が必要。使用時間の目安は2~3時間で、使用済みのナプキンを持ち運ぶ際には密閉できる袋を用意しておくと便利です。

布ナプキン選びのポイント

布ナプキンを選ぶ際には、サイズ、素材、吸水力など、複数のポイントに注目しましょう。それぞれの特徴を紹介します。

種類は4つ。好みの使い勝手のものを選ぼう

布ナプキンには主に一体型、ホルダー型、折りたたみ型、使い捨て型の4タイプがあります。

一体型は、布ナプキンそのものに吸水機能が備わっているタイプです。紙ナプキンと同様の装着方法で使用できます。ただし、吸水性を確保するために生地を何層も重ねているため、洗濯後に乾くまで時間を要する場合もあります。

ホルダー型は、ショーツに固定する“ホルダー”に、吸水加工した“吸収体”をセットして使用するタイプです。交換時は吸収体のみを取り替えるため、持ち運ぶ荷物を減らせます。

折りたたみ型は、四角い布ナプキンを折りたたんで使用するタイプ。経血量に応じて折り方を調整でき、汚れた部分を内側に折り込むことで2回目も清潔な面を使えます。

使い捨て型は、洗濯や乾燥の手間がないため、お試し感覚で気軽に使えるのが魅力。初めて布ナプキンを使う人にもおすすめです。紙ナプキンとの併用もできます。

肌あたりのよい素材をチェック

布ナプキンには、コットンを中心にガーゼやリネンなどの素材が使われています。いずれも吸湿性や通気性に優れており、ムレにくく快適に使えるのが特徴です。

コットンは吸水性と肌なじみがよく、デイリー使いにおすすめの素材。ガーゼは軽くて柔らかいため、敏感肌の人でも使いやすい素材です。リネンはさらりとした肌触りが特徴で、乾きやすいため夏場の利用に向いています。

また、同じコットンでも、生地の織り方によって特徴が変わります。たとえば、ネルのような織物生地はふんわり温かく、夜用や冬にぴったり。一方、天竺やフライスなどのニット生地は伸縮性があり、日中の動きにもフィットします。

使用シーンや季節に合わせて、素材を選ぶとより快適に過ごせるでしょう。

編集部おすすめの布ナプキン

No. 商品 イメージ ストア 価格(税込)
ナチュラムーンオーガニックコットンガーゼ 布ナプキン
商品画像
¥2,068
チーム・オースリーリトル布ナプキン
商品画像
¥1,210
すぃーと・こっとんオーガニック布ライナー 
商品画像
¥1,000
hanafuスナップ付ライナー
商品画像
¥880
ナチュラムーン
オーガニックコットンガーゼ 布ナプキン
価格(税込):¥2,068

やさしさと機能性を両立する、オーガニックコットン布ナプキン

肌あたりのやさしさを追求したナチュラムーンの布ナプキンは、オーガニックコットンを使用した無漂白・無着色の製品。吸水体や防水シートを内蔵した一体型で、普段使い慣れた使い捨てナプキンに近い使用感を実現しています。 通気性のよい設計によりムレを軽減し、デリケートな肌にも心地よいつけ心地を提供。一体型ならではの使いやすさと、オーガニックコットンならではのやさしい肌触りを兼ね備えています。

素材 肌面・裏地:オーガニックコットンガーゼ、吸収体: コットンワッフル生地/コットンフランネル生地、防水布:ポリエステル
サイズ展開 昼用(約25cm)/夜用(約40cm)
縦の長さ 約25cm
使用時横幅 昼用(約10cm) 夜用(約11.5cm)
展開時横幅 -
口コミ
40代/女性
40代/女性カラフルでシンプルなものが多く、結構丈夫なのでリピートして頼んでいます。
チーム・オースリー
リトル布ナプキン
価格(税込):¥1,210

肌をいたわる、オーガニックコットンの布ナプキン

オーガニックコットンを使用した、コンパクトな布ナプキンです。16×6cmのサイズは持ち運びしやすく、デイリーユースにぴったりな設計。裏表どちらの面も使用できるリバーシブル仕様で、さまざまなシーンに対応します。 好みのデザインを選べる、豊富なカラーバリエーションをラインナップ。温かみのある柔らかなコットンが、デリケートで冷えやすい肌もやさしく包み込みます。

素材 本体:オーガニックコットン100% スナップボタン:プラスチック
サイズ展開 リトル/スリム/昼用レギュラー/夜用ロング/三つ折りタイプ【薄手】/三つ折りタイプ【厚手】/タンガ・Tバック用/取り替えパッド
縦の長さ 約16cm
使用時横幅 約6cm
展開時横幅 -
すぃーと・こっとん
オーガニック布ライナー 
価格(税込):¥1,000

自然素材の心地よさに癒される、布製おりものシート

オーガニックコットンのやさしさを感じられる布製おりものシート。肌に触れた瞬間から、自然な柔らかさを感じられます。 再利用できる環境にやさしい設計で、金属アレルギーの人でも使えるプラスチックボタンを採用。防水布を使用していないためムレにくく、軽いおりもの用として重宝するでしょう。

素材 肌側:綿100%(オーガニックコットン茶ガーゼ) 柄側:綿100% スナップボタン:プラスチック(アレルギーフリー)
サイズ展開 -
縦の長さ 約18cm
使用時横幅 -
展開時横幅 約17.5cm
hanafu
スナップ付ライナー
価格(税込):¥880

柔らかな素材が織りなす、心地よい布ライナー

オーガニックコットンで作られた布ライナーは、つけていることを忘れるほどの柔らかなつけ心地が特徴。18cm×18cmの生地を折りたたんで使用する設計で、ショーツに巻き付けるだけのシンプルな装着方法です。 防水シートを使用せずにコットン生地のみで作られているため、ムレにくく通気性に優れています。経血やおりものが落ちやすい素材を使用しているので、お手入れも簡単です。

素材 主素材:オーガニックコットン100% スナップボタン:プラスチック
サイズ展開 Sサイズ/SWサイズ/Mサイズ/Lサイズ/LLサイズ
縦の長さ 約18cm
使用時横幅 約7cm
展開時横幅 約18cm

アンケート概要
調査内容:布ナプキンに関する口コミ調査
調査期間:2025年1月9日~1月15日
調査対象:布ナプキンを利用している15~79歳の女性37名
調査方法:インターネット調査

布ナプキンの洗い方は3ステップ

布ナプキンは使用後の洗濯が必要です。基本的なお手入れ方法は、予洗い・つけ置き・本洗いの3ステップで行います。

  1. 予洗い:経血を最初に洗い流します。血液中のたんぱく質は熱で固まる性質があるため、40℃以下のぬるま湯か流水で洗浄します。
  2. つけ置き:バケツなどの容器に水と弱アルカリ性の洗剤を入れます。経血がついた面を下向きにして布ナプキンを浸し、半日から1日程度つけ置きします。
  3. 本洗い:つけ置き後、手洗いまたは洗濯ネットに入れて洗濯機で洗浄します。

商品ごとにお手入れ方法が異なる場合があるため、仕様書に記載されているお手入れ方法に従って洗濯しましょう。

布ナプキンは手作りできる?作り方は?

布ナプキンは自作することも可能。基本的な作成手順は、下記を参考にしてみてください。

  1. 準備:肌に触れる生地・吸収体・防水シート・外側の生地を用意する
  2. 裁断:型紙に沿って生地を切り抜く
  3. 縫製:生地を重ねて縫い合わせる
  4. 仕上げ:スナップボタンを取り付けて完成

縫わない代わりに布に穴をあけ、スナップボタンのみを使用する簡単な作成方法もあります。サイズや形状を自分で調整できるので、自作が苦でなければ購入を迷っている人も気軽に試せるでしょう。

本記事では布ナプキンの選び方やおすすめの商品を紹介してきました。使用時や手入れの手間はかかりますが、肌あたりのよさや快適さを重視する人にとって、布ナプキンは選択肢のひとつ。自分のライフスタイルに合った方法で、無理なく取り入れてみてください。

※本記事は2025年10月28日時点での情報をもとに執筆しています。
※一部の商品は調査時からパッケージなどが変更となっている可能性があります。
※一部の商品はサイズやカラーによって価格が変動する場合があります。