――沢口さん自身は奈美と比べて、距離の縮め方や記憶力はいかがですか。
私は、人と距離を縮めるまでにちょっと時間がかかってしまうタイプなのですが、波長が合う方とは、初めから親しくできることもあるので、そういうところを意識して役作りができたらと思います。
記憶力は…奈美ほど強くはないですね。台本も何度も読んで、頭に叩き込んでいるんですけれどね…(苦笑)。
沢口靖子「これまでとは違うものを引き出そうとしてくださっている」
――プロデューサーや監督からのリクエスト、反対に沢口さんから提案したことはありますか?
成河広明プロデューサーからは、「『罪を憎んで人を憎まず』という言葉があるけれど、奈美さんは罪を償ってもらうべきだという考えの人であってほしい」と。田中亮監督からは、「当たり前の刑事ドラマにしたくない。テンポのいい、自然な会話を繰り広げてほしい」というお話がありました。
私からは、関西弁で「ごっつい」というセリフがあったのですが、女性はあまり言わないかなと思い、「めっちゃ」にさせていただきました(笑)。

――沢口さんは『科捜研の女』シリーズ(テレビ朝日)で長年にわたり主演を務めていますが、今回は“新たな挑戦”という面もあるのでしょうか。
そうですね、これまでとはまた違うものを引き出そうとしてくださっている、と感じているので、その期待に応えたいです。新たな自分を発信できること、そして今回ご一緒させていただく皆さんと出会えることを楽しみたいと思っているので、視聴者の皆さんにもそんな姿を見ていただきたいと思います。
初共演の横山裕とは「同じ大阪出身で親しみを感じる」
――撮影で楽しみにしていることはありますか?
横山さん演じる山内徹刑事との車中のシーンは楽しみですね。横山さんとの共演は初めてですが、私と同じ大阪出身で親しみを感じています。ざっくばらんで、運動神経が良さそうな方という印象です。「バラエティ、お忙しいですね」と声をかけて、すぐにとっても打ち解けました(笑)。

――そのほか共演の安田顕さん、板谷由夏さんらの印象はいかがですか?
安田さんは、三宅裕司さんのコントでご一緒させていただいたことがあります。コメディもシリアスも、何でもできる方という印象です。板谷さんは初めてご一緒します。ご自身の意思をしっかり持っている方というイメージですが、SNSでお料理の写真を投稿されていて、素敵だなと思っています。
黒島結菜さんと一ノ瀬颯さんは初共演です。黒島さんは先ほどお会いして、小柄でとてもキュートで溌剌(はつらつ)とされた人でした。一ノ瀬さんは背がとても高いのですが威圧感がなく、可愛らしい雰囲気の方だなと思いました。

――最後に、放送を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
今回の奈美役は、私にとってチャレンジです。奈美は人との境界線がなく、誰とでも打ち解けてしまう人なので、“構えない自然体な自分”を出していけたらと思っています。そんな奈美が個性豊かな新メンバーと一緒に、真犯人の正体が見えない「情報犯罪」に挑みますので、どうぞ楽しみにしていてください。
『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』(初回15分拡大)は、10月6日(月)スタート!毎週月曜21時より、フジテレビで放送されます。
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