<仲間由紀恵 コメント>
――オファーを受けたときは、どう思いましたか?
久しぶりのフジテレビの連続ドラマということで、「ホームに帰ってきた」ような気持ちです。
そんななかで、岡田さんの作品に出演させていただけるのは、本当にありがたいお話でした。岡田さんの作品は、ハートフルで温かくて、でもどこかクスッと笑えるような印象があって、今回もきっとそんなステキな作品になるんだろうなと、楽しみにしています。
挑戦しがいのあるこの機会を大切にしながら、たくさんの方に届くよう、心温まる作品を目指して頑張ります。
――台本を読んだ印象は?
岡田さんらしい、やさしさにあふれた世界観の中で、一生懸命に生きている人たちの悩みや思いが丁寧に描かれていて、私たちの心にそっと寄り添ってくれるようなドラマになると感じました。
特に、家族の何気ない会話のやりとりが印象的で、そこにこそ岡田さんらしさがにじみ出ていると思います。セリフの量も多くて少しプレッシャーを感じますが(笑)、しっかり覚えて、現場の空気感を大切にしながら、丁寧に演じていきたいです。
――仲間さん演じる、小倉あんについて教えてください。
あんという女性は、特別に何かに怒っているわけではありません。むしろ、日常をフラットに楽しんでいるような人物です。でも、ちゃんと自分の中に意思を持っていて、芯のある女性だと思います。
シーンによっては「この人、何を考えているんだろう?」とわからなくなる瞬間もあるかもしれませんが、そこも含めて奥行きのある、明るく強い女性像を深めていけたらと思っています。
――北村有起哉さんとの共演はいかがですか?
以前、時代劇で共演させていただいたときは、敵対するような関係性だったので、今回はまったく違う“夫婦”という関係でご一緒できることを楽しみにしています。
北村さんは、本当にお芝居が素晴らしくて、何より声がすごくやさしいんです。私はその声がとても好きで…(笑)。今回、夫婦としてお芝居を交わせることが楽しみですし、とても頼りにしています。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
“離婚をする”という前提のもとで日常を過ごしている、ちょっと変わった女性を演じます。でも、どこか共感できたり、「その気持ちわかるんだけど、かわいそうだな」と思えたり、いろいろな思いを感じて、心が動くような作品になると思います。
私も、一生懸命この役と向き合って、たくさん笑ったり、泣いたり…全力で1クールかけ抜けたいと思います。最後までご覧いただけたらうれしいです。