都内のとある街。
スーパーで、雀荘で、工事現場で、スナックで…アルバイトを探す者、面接を受ける者、すでに働きはじめ仕事になじんでいるスティンガースの姿もある。
なぜ彼らはこんなにもアルバイトにいそしんでいるのか…?
警視庁・スティンガースルームでは、二階堂民子(森川葵)が指名手配中の沖野知鶴をモニターに映し出し、乾信吾(藤井流星)、水上涼介(本郷奏多)、森園はな(志田彩良)、小山内誠(井内悠陽)、関口欣二郎(杉本哲太)に事件の概要を説明している。
今回のターゲットは、12年前に夫を殺して逃げ、5年前にも潜伏先で男性を殺している世間的にも有名な逃亡犯。
つい先日、沖野を追い続けていたというフリーライターの男性が東京・蒲田のビジネスホテルで大量の血痕を残し行方不明になった。沖野本人が被害者と接触した可能性もあり、捜査一課がホテルの防犯カメラを解析中だが、決め手になるような映像は見つかっていない。
そこで、警戒心の強い犯人に地元住民として近づき逮捕するというミッションが、スティンガースに課されたのだ。
最近の資料として残されているのは、5年前の写真と昨年録音された電話での肉声。
二階堂は「まずは沖野知鶴らしき人物に接触して、指紋やDNAを採取しましょう」と指示を出し、「いざ、羽根つき餃子の街・蒲田へ!」と威勢良く号令をかける。
スティンガースはこの手ごわい犯人を追いつめることはできるのだろうか…?