行き場のない思いを、“ラスボス”おばあちゃんだからこそ、受け止め導いてくれる
っということを踏まえての(どのことだよ!)、今回の第7話はというと…。
松子おばあちゃんに舞い込んできた今回の依頼は、少年の夏休みの自由研究を手伝ってほしい!という、これだけではちっともドラマが起こりそうもない、これまで以上に地味な案件(おい!)。

だけどだけど、その少年、実は動画クリエイターのすみれ(朝日奈央)と何やら深い関係がありそうで…という、入り口はカジュアルハートウォーミングかと思わせといて、話が進むうちに、結構深刻な展開へと突き進んでいくのです…。
だけどだけど、そう!!このドラマは、そう!!そうです(なんなんだよ)!!“ラスボス”おばあちゃん=最後の砦、なのです!!すみれと少年の関係性がわかったその瞬間、どこになにをどう頼っていいのか?そんな行き場のないそんな思いを、“ラスボス”おばあちゃんだからこそ、受け止めて、解決へと導いてくれるのです。
ぶっちゃけ、すみれと少年の関係は、想像の範囲内です。だけどだけども、その想像=創作ではない実際のそれは、リアルに考えると、とっても深刻なものなのです。そして実際のリアルな深刻ごとって、誰に相談していいかわからないし、誰に言っていいのかもわからないじゃないですか。
でもそんなとき、それを“自分事”に考えたとき、松子おばあちゃんがそこにいたら…すみれもそうだし、きっとあなたも、松子おばあちゃんに、きっと関係なくっても、松子おばあちゃんになぜだか相談してしまう…相談できてしまう…そう!!だってだって、松子おばあちゃんはラスボス=最後の砦、なのだから!!!

ここへきて、『浅草ラスボスおばあちゃん』のラスボス性について、再考させられてしまうとは…(ラスボス性ってなんだよ)。


うんつまりは、それほどのターニングポイント回!!そしてそして、すみれと少年のお話から俯瞰(ふかん)すると、何やらさらなる深い事情がこのドラマには隠れていそうで…。単回としても、連続ドラマとしても、見逃せない回に仕上がっていますよ。