<大野公紀(プロデュース)コメント>
圧倒的なスケールでハラハラドキドキできる、かつてない警察ドラマをお届けしたい――。日本の連ドラ史上初となる「水上警察」を扱った『新東京水上警察』は、そんな思いから始まりました。
“船”で“東京の海”をかけ巡り、事件を解決していく。吉川英梨先生の原作に初めて出会ったとき、その設定にすごくワクワクしたとともに、これを映像表現させていただくことにとても身の引き締まる思いで、すぐに取材に取りかかったのを覚えています。
水上警察は実在する組織です。<刑事>と<海技職員>、役割の違いはあれど<捜査のプロ>と<水上のプロ>が互いの矜持(きょうじ)をぶつけ合い、凶悪犯罪に立ち向かって人々の暮らしを守っていく。その姿はすごく胸の熱くなるヒューマンドラマであり、新しいヒーローの物語だと思っています。
主演には、フジテレビ制作の連ドラ初主演となる佐藤隆太さんをお迎えしました。チームをまとめあげて、キャストスタッフと一緒に連ドラを作っていく姿はまさに船長さながら。佐藤さん演じる碇のまっすぐな言葉、逃げない言葉に絆(ほだ)される場面に多々出会えると思います。海上でのアクション含めて、佐藤さんだからこそ映像表現できたシーンにもぜひ注目してください。
そして、佐藤さんの刑事バディには加藤シゲアキさんにご出演いただきます。エンターテインメントのあらゆる分野でさまざまな表現を切り拓(ひら)き挑戦を続けていらっしゃる加藤さんの知見が、このクルーのエンジンになっています。
今回日下部という、エリートでありながらとても人間くさい刑事を体当たりで演じていただいていてすごく魅力的です。佐藤さんと加藤さんのバディのかけ合いもぜひお楽しみください。
さらに、水上警察を描く上で欠かせない海技職員役には、山下美月さんにご出演いただきます。ヒロインの可憐さはもちろん、内に秘めた意志の強さが、水上のプロである有馬礼子をまさに体現してくださっています。
大海原で船を操縦する“航海士“としての山下さんはとても凛々(りり)しく、本作品を象徴するキービジュアルです。良いものをお届けするためなら一切の妥協もしない熱きキャストのみなさまと一緒に制作させていただけることをとてもうれしく思っています。
本日のドラマ情報発表までに、実際に東京の海に何度も出て撮影を繰り返してきました。船出は決していつも順風満帆なわけではなく、波や風にあおられ、ときに船酔いに襲われ、普段の陸での撮影とはケタ違いなほどカロリーをかけて航行してきました。
そんななかでも、面白いエンタメをお届けしたいという一心で、キャストスタッフ一同、文字通り汗をかきながら撮影を続けてきたので、その汗が映像にも滲(にじ)み出ていると信じています。
こんな警察ドラマ見たことなかった…と思っていただけるような、新しいエンタメ体験をお届けできればと思っています。ハラハラドキドキできて、ちょっと笑えて、ときに胸が熱くなる――10月期の火曜21時『新東京水上警察』ぜひご覧ください!