<堀田真由 コメント>

第2話では、担任しているクラスの生徒の恋愛の悩みに直面します。その悩みに対して、責任感と熱量を持って”心”で向き合おうとする珠々と、 “法律”をもとに淡々と対応していく健治は対立してしまうのですが、もともと対極にある2人は、今回の件をきっかけに、お互いに目を見て向き合い気持ちを見せ合うことで、自分にはない部分を知っていきます。どちらかが正解というわけではなく、正解がない”個性”や”感性”を大事にしなくてはいけないのだと、改めて感じる第2話になりました。
また、健治と珠々が夜道で話をするシーンがあるのですが、台本が4ページほどあり、約6分間の長回しで撮影を行いました。ほとんど珠々が喋っているという大変な撮影だったのですが、磯村さんが、私の投げるボールを常に受け止め、反応してくださいました。長回しを一緒に行うスタッフさんも含め、本当にみなさんの総合芸術だなと感じながら撮影しましたので、ぜひご覧いただきたいです。
藤村省吾役の日向亘さんは、一生懸命でかわいらしく、ずっと応援したくなる方です。きっと家でいろいろなことをたくさん考えてきているのだなと感じますし、現場でもずっと役と向きあっていらっしゃる姿を見て、ちょっと不器用なところが自分と似ているなと、自分が学生役をやっていたときのことを思い出しました。
お芝居をしているときの彼のまっすぐな目にグッときて、気持ちを受けて、気がついたら私が泣いていたこともあり、本当にすてきな役者さんだなと思います。
私は、第1話を見ていろいろな感情がわき上がりました。群像劇でありながら、登場人物それぞれに魅力と”ギャップ”があるので、物語が進んでいくなかで、最初の印象とは違う面を知って、どんどん“推し”を見つけて応援してもらいたいです。
さまざまな個性を持っている人たちが集まっていて、誰一人として置いていかないやさしい物語ですし、毎週「明日学校で話そう」「誰かに伝えよう」と、自分の意見を「話す」「伝える」ことが大事なドラマな気がしているので、そのきっかけを作れていたらうれしいです。