7月14日(月)スタート!の月10ドラマは、磯村勇斗さん主演、堀田真由さん、稲垣吾郎さん出演の『僕達はまだその星の校則を知らない』が放送されます。

このたび、磯村さん、堀田さんが登壇した、『僕達はまだその星の校則を知らない』第1話先行上映会が、コスモプラネタリウム渋谷で開催されました。

簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ

磯村勇斗が民放連ドラ初主演でスクールロイヤーに!ヒロイン・堀田真由は初の高校教師役『僕達はまだその星の校則を知らない』

このドラマは、独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少子化による共学化で揺れる私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣されることになり、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。

脚本は、連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)、大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)など、数々のヒット作を世に送り出した大森美香さんによるオリジナル作品です。

“星空の聖地”プラネタリウムで第1話先行上映会

第1話先行上映会には、抽選で参加を勝ち取った幸運なファン約30人が参加。

まずは、ドラマにちなんで、15分間のプラネタリウム投影で幕開け。頭上に広がるドーム型スクリーンいっぱいに夜空が広がり、参加者から感嘆のため息が漏れ聞こえました。

今夜見える星座の解説に加え、『ぼくほし』のストーリーに登場する星座や惑星についても触れ、いっそう期待が高まりました。

そして、それまで星空だったスクリーンを使って、そのまま第1話の先行上映がスタート。

主人公は、月から匂いを感じ、人の気持ちを色で受け取るという独特な感性の持ち主、弁護士の白鳥健治(磯村)。不登校だった過去を持っているため、大人になっても学校という場所が大の苦手。

そんな健治が、スクールロイヤーとして、男子校と女子校が合併したばかりの「濱ソラリス高校」に派遣されます。理事長は、尾碕美佐雄(稲垣吾郎)。

合併に伴い、ジェンダーレスを意識して刷新された制服が生徒に大不評でもめているところに、3年生の生徒会長・鷹野良則(日高由起刀)と副会長・斎藤瑞穂(南琴奈)が、そろって不登校になる前代未聞の事態が発生。解決策を求められた健治が提案したのは、「制服裁判」なる模擬裁判。

いきなり洗礼を受ける健治ですが、そんな彼を国語教師の幸田珠々(堀田)がサポートしていくことに。珠々は、実は大の宮沢賢治好き。

二度と降り立ちたくはないと思っていた学校という「星」で、健治は何を見つけていくのでしょうか――。

第1話鑑賞の興奮醒めやらぬなか、磯村さんと堀田さんが登場。作品への思いや撮影時のエピソードを語るトークセッションが始まりました。

磯村:まず驚いたのが、映像の色味だったり、従来のドラマとは違うシネマのような撮影で、より人物に、その心にフォーカスできる撮り方ができているんじゃないか、ということでした。クオリティも、クリエイターのみなさんのやりたい思いも、ぜんぶが詰まった新しい学園ものになると思います。

堀田:わたしも、ちょうど一週間前の7月7日の七夕に、プライベートでこちらで一人で星空を鑑賞させていただいたんですが、『ぼくほし』の世界観のプラネタリウムで(上映会が)できてうれしいです。磯村さんも言われたように映像の質感も素晴らしいですし、生徒たちだけでなく、大人たちにもフォーカスできるドラマになっていくと思います。

磯村:(僕も、こちらのプラネタリウムは)クランクイン前に鑑賞しました。今夜見える星空のお話だったかな。そのとき、僕は9月生まれのおとめ座なんですが、星座というのは誕生日の月のものが当てられていると勝手に思っていたんです。でも、おとめ座は5月や6月に夜空に見られるそうで、学ばせていただきました。なので、おとめ座のスピカのきらめきを見ながら、このドラマにちょうど入れた感じでした。

磯村:(健治(磯村)は、幼いころに母親からもらった宮沢賢治の童話『双子の星』を大事にしたり、宮沢賢治作詞の『星めぐりの歌』を口ずさむシーンがあることについて)撮影が始まってから、夜空にかざせばなんの星座がいま見られるとか、曇っていても星空がわかるアプリや、天体ニュースを常にチェックするようにしています。

堀田:滋賀県の自然が豊かなところで育ちましたので、星空に触れる機会は子どものころから多かったです。この作品が始まってからは、満月や月の満ち欠けが気になっています。

磯村:今日の先行上映会って、みなさん、プラネタリウムの椅子を倒したままご覧になりました?どんな感じでした?ちょっと不思議な気がして。

堀田:わたしは、いつもですよ。ベッドに横になってプロジェクターで壁や天井に投影したりするので。一体感といいますか、吸い込まれる気持ちになるんです。

磯村:そうしたら、このドラマにも吸い込まれてくださったんですかね(と、参加者に向けて笑顔)。第1話のラストシーンで印象的な天文ドームでの撮影は、近くで見ると迫力があって、なんかロボットの頭のようで、ワクワクしました。あれを使いたいですね、大きな望遠鏡を起動させてみたい。いつか動かすシーンを作っていただけたら…。

堀田:(撮影現場の様子について)「生徒役のみなさん、本当にまっすぐですね。お芝居に対して自分なりに深めて、いろいろなボールを投げてきてくれるので、わたしたちも刺激になっています。でも、生徒同士でしゃべっているのを見ると若々しくて、楽しくて。初めての高校教師役ですが、生徒のみなさんに先生にしてもらっています。

磯村:11人のレギュラー生徒を見ていると、やっぱり女子のほうが大人だな〜と。やっぱり男子のほうが幼くて、いつまでも子どもだなって、だから、男子生徒役の子たちとしゃべってるのが、僕は一番楽しいかな(笑)。健治と珠々、二人のこれからの展開ですか!?…相性はいいですよ(笑)。多くの人に届いてほしい、本当にそれだけの思いでみんなで作っています。人の心の色、すてきな色がたくさんあることを、ドラマの中で届けたいと思います。

堀田:いろんな感情を持てるドラマだと思っています。生徒も、大人たちも、揺れ動くいろいろな心を、全話通じて見届けてくださるとうれしいです。

『僕達はまだその星の校則を知らない』は、 7月14日(月)スタート!毎週月曜22時より、カンテレ・フジテレビ系で放送されます(初回15分拡大)。