──クランクイン前と現在で、冬月に対する印象の変化や発見はありますか?

印象としてはあまり変わっていません。すごくストレートでピュアなところが最終話まで一貫していると思いますし、そこが冬月の良いところですから。

あとは、大人なのに子どもっぽいというか、子供心を持っている感じも彼の魅力。自分で言うのもなんですが、僕自身に似ているので、少し表現を間違えると“深澤”になってしまうんです。

監督にもたまに「今ちょっとふっか(深澤さんの愛称)が出てたよ」と言われることもあります。「あ、これは俺なんだ」と気づかされますし、役と自分の違いを出すのが難しいですね。

──当初は、監督に“大人の色気”を求められて戸惑っていたそうですね。

正直、“大人の色気”をどうやって出すか、まだわかっていないんです。でも、僕は意識すればするほど、表現できなくなってしまうタイプなので、気にしすぎずに演じています。

1話で特に色気が必要なシーンがありましたが、そこでは自分なりに色気を出したつもり。次にそういうシーンが出てきたら…どうしよう。もう本当に、“大人の色気”って何なんでしょうね(笑)。

深澤辰哉 冬月の“いいところ”を純粋に受け取って演じていく

──本作では、宏樹(田中圭)と冬月の存在の対比も印象的ですが、視聴者を引き付けるために考えていることはありますか?

難しいですね…。先ほども言いましたが、冬月の良いところはまじめで、ピュアで、子どもっぽさのあるところ。それが台本に描かれているので、純粋に受け取って演じていくことが大事かなと思っています。

まだ途中までしか台本はいただいていませんが、今後、冬月の芯がブレて、ものすごく“ヤバイやつ”になるっていうことはきっとないと思いますし、彼の良いところを引き続き出していけたら。

──冬月の罪深いところですね。

僕もそう思います(笑)。最初は宏樹と真逆な存在だったけど、宏樹がいいパパになっていくと似てきてしまうから、その差は出していきたいですね。

美羽や同僚の莉紗(さとうほなみ)への言葉の投げ方で宏樹との差をつけながら、美羽に一途だというところを表現していきたいと思います。