翌日、なつ美は瀧昌とのことを柴原郁子(和久井映見)に相談。郁子は、自分が結婚した時のことを思い出す。

若い頃に病気を患い、子どもが望めなくなってしまった郁子。柴原邦光(小木茂光)と出会い密かに惹かれていくが、子どもを産めないことが負い目となり、郁子は自分の気持ちを抑え込んでいた。

半年後、邦光は柴原家を訪れて郁子に結婚を申し込む。断ろうとする郁子だが、邦光は「子どもが欲しいのではなく、あなたとともに年を取りたい」と伝えたのだった。

子どもに対する思いを共有するなつ美(芳根京子)と瀧昌(本田響矢)

子どもはできなかったが、瀧昌やなつ美のおかげで子どもにしてあげたかったことができたと微笑む郁子。なつ美は涙が止まらない。

そんななつ美に、郁子は「瀧くんに自分の思いを伝えてみたら」とアドバイスを送る。

その頃、艦にいる瀧昌もなつ美とのことを気に病んでいた。

芙美子と婚約したと言う深見に、瀧昌は驚きながらも「なつ美さんも喜ぶ」と笑顔に。瀧昌がなつ美とのことで悩んでいると察知した深見は、言葉を尽くして思っていることを伝えろ、と助言する。

帰宅した瀧昌は、昨日のことを謝る。なつ美は、改めて子どもが欲しくないのかと尋ねた。

なつ美と結婚し子どもについて考えるようになったが、あき奈のように大変な思いをさせたくないと言う瀧昌に、なつ美はきっぱりと「大丈夫です」と言い切る。

さらに、なつ美は「1人でも産む覚悟はできています」と笑顔を見せ、誰よりも大切な瀧昌の子どもが産みたいと話す。その覚悟を知り、瀧昌も覚悟を決めるのだった。