その頃、あき奈の陣痛は強さを増していた。

世話をするなかで、なつ美は自分に産めるのかと不安に。夫がいても役に立たないと言い切るあき奈に、すぐに来れる距離だからそう言えるのではと思ってしまったなつ美は、そんなことを考える自分に落ち込んでしまった。

その時、なつ美は廊下で待ち続けたまま眠ってしまった瀧昌に気づく。その優しさに笑顔を取り戻すなつ美。

明け方になり、あき奈の絶叫で目覚めた瀧昌は、なつ美の父・関谷篤三(高橋努)とともに出産の痛みに思いを馳せる。

「もし僕が死んだらどうします?」深見(小関裕太)の問いに芙美子(山本舞香)は

喫茶店をあとにした芙美子たちは小川へ。

足を水に浸して遊ぶ蓉子と柊一。その側で話をする芙美子と深見。素直になれないながらも、徐々に2人の心の距離は近づいていく。

夜になり2人で線香花火をしながら、深見は「もし僕が死んだらどうします?」と尋ねる。すると、芙美子は「別の人生を考えるだけです」とそっけなく返した。

あき奈の出産を見届け、江端家に帰ってきた2人。瀧昌は、子どもを作ればなつ美に痛い思いをさせる、自分は側にいることもできない…と思い詰めていた。

なつ美は子どもについて尋ねようとするが、瀧昌はその問いかけを遮って席を立つ。2人の間に気まずい空気が流れ…。