新書の終盤(2024年12月時点)には、会いたい人にジャニー喜多川氏を挙げ、さらに嵐のメンバーとしての思いもつづり、これまで語ってこなかったことも赤裸々に明かした二宮さん。
そのことについて、取材会であらためて記者に問われると…
“会いたい人はジャニー喜多川氏” 本書で明かした前事務所への思い

――本の中では会いたい人にジャニー氏を挙げているが、その名前を挙げた理由は?
僕もそこまで深く考えていなかったといいますか。会いたい人はいますかって言われてっていうのがあって、僕基本的には会いたい人はもうこの世には存在していない人の方が多くて。存在していたらどこかで会えるんじゃないかっていうふうにも思っていたので。誰だろうなって考えたときに、この本を作るきっかけとまではいきませんけど大本の人なので。あの人が人様に迷惑をかけずに生活をしてくれていれば、僕がずっと所属していた事務所はなくならなかったし、僕はこういう道をたどることもなかっただろうし。でも本人は何も言わないんだよな、みたいな。なんだかなっていうのは、ずっと僕は世間様に言われているような事柄とは別軸で彼にはそう思っていたので。謝ってほしいなって話したんだと思いますね。僕自身もそれこそ(ジャニー氏が)生きているときからけんかもするし、言い合いもするし、自由に発言していたタイプだったので、多分それが出てきたんじゃないかなっていうふうに思うし。もっと言うとこれは完全に偏見ですけど、そうしてもらいたいタレントはいっぱいいたんじゃないかとも思ってます。言えない人もいるし、言いたくない人もいるだろうし、すごくセンシティブだなって思ったけど、僕に対してこの話の問題のセンシティブさはなかったので、出てきたら謝ってほしいなっていうことを質問ベースとしてお答えしたという形ですね。
――2024年12月時点の本で話している内容では、会いたい人にジャニー氏を挙げて誠心誠意謝ってほしいということや、嵐のことについては「嵐のことを考えてない」と話すなど、かなり赤裸々に語っているが、当時のタイミングでこのような発言をした意図は?
基本的にはあまり中長期的な計画はあまりなくて、僕自身も今考えてもなぜこのタイミングなんだろうっていうタイミングで活動してるので、嵐が。誰かがどうこう決めたタイミングじゃないんですよね。やるかってなって集まって嵐が再開しているので。そこに明確な理由がなかったのと。あと新書の発売日が6月17日なんですよね。なので、そこに出そうよって話しかなかったんだよね。それを決めてそこで動いてたら、嵐が再開したっていう(笑)びっくりはしましたけど、仮にこの話をしているときに再開をしていても、同じことは言っていたと思います。それは変わらないっていうか。今もどうするかっていわれても、まだみんなと会って話をして、本当にどうしていくかとコンサートをどういった形でっていうのをみんなで話し合っている状態だったりするので。タイミングが重なっちゃっただけで、そんなには狙ってなかったっていうか。そんなことになっちゃったっていう感じです。なので、(取材当時に)活動再開してても、謝ってもらいたいですし、とかっていうのはあまり変わらないかな。もっと極端な話をすると、事務所に在籍しているときでも、そこは変えさせるつもりはなかったですし、普通に書いていたことかなと思いますね。