2人が顔を近づけたその時、瀧昌の上官が現れる。慌てて体を離す2人。瀧昌は上官とともに席を外し、なつ美は自分の行いを恥じて身悶える。
戻ってきた瀧昌は様子がおかしいなつ美を心配し、水を取りに部屋を出て行く。
なつ美が小窓から外を見ると、そこには瀧昌と赤い着物の女が。よく見ると、その女はおはぎ屋の坂井(戸塚純貴)だった。驚きのあまりなつ美は呆然として…。

なつ美(芳根京子)から瀧昌(本田響矢)へある“お願い”
芙美子の叔母・光子(筒井真理子)は「山百合の着物が似合っていて綺麗だった」という深見の伝言を芙美子に伝える。
小さい頃、母親に「山百合の着物が似合うような女性にきっとなれる」と言われたことを思い出した芙美子は、思わず微笑んだ。

その夜、日記を書いていた瀧昌は、なつ美からの手紙に描かれていた不可解な絵について尋ねる。
なつ美は猫だと言うが、納得できない瀧昌。懸命に説明するなつ美を見て、瀧昌は微笑んで「うん」と相槌を打った。
それを聞いたなつ美は恥じらいながら「その『うん』、他の女性には言わないで」と瀧昌にお願い。
「そもそもなつ美さん以外の女性と話すことなどありませんよ」と言う瀧昌の言葉に、パッと笑顔になるなつ美。2人の間には、温かな時間が流れるのだった。
