<役どころ紹介>

森野礼(もりの・れい/32)…堀田茜 

シェアハウスの住人。区役所の「まちづくり課」で働いている。完璧主義で、社会のコンプライアンスを強く意識する優等生タイプ。                          

ミス・パーフェクトと呼ばれるほど、細部にこだわってルールを厳守してきたが、実は自己肯定感が低く、内心は臆病で自己主張が弱い。 

自然に笑うことも苦手。それでも心の奥では他人との絆を求め、シェアハウスで暮らしているが、過剰にルールにこだわる性格ゆえ、うまくなじめず、浮いている。そんなとき、正反対の性格の松子との出会い…。 

<堀田茜 コメント>

礼は笑うことが苦手で、「こうあるべき」と捉えがちな不器用でとっつきにくい女の子ですが、梅沢富美男さん演じる松子おばあちゃんの、粋でパワフルな人柄に、次第に心を開いていきます。 

松子おばあちゃんを梅沢さんが演じるとうかがったときは、それだけで面白いお話になりそうだとワクワクしましたし、実際に現場でお会いすると、役としてではなく本当に松子おばあちゃんがいるようでとても驚かされました。 

人情味あふれる松子おばあちゃんの熱量がこもった言葉は、どの世代の方にも考えさせられるものがあると思います。実際に下町で撮影する映像からも、温かい空気感が伝わるとうれしいです。ぜひ楽しみにしていてください!

花村すみれ(はなむら・すみれ/28)…朝日奈央 

礼と同じシェアハウスの住人。グルメ系の動画クリエイターを生業としている。 個人主義で、シェアハウスの中でも一匹狼。 思ったことは口にしないと気が済まない性格で、干渉しがちな松子を拒絶し、ルールで縛ろうとする礼にも反発する。 

そんな性格のせいで、今までの仕事はどれも長続きしなかったが、1人で陽キャになりきって撮影・配信した動画に「いいね」をもらうことで 心が救われ、これで生計を立てていくことに。その分、仕事へのこだわりは強い。 

すみれには、知られざる過去があり…。

<朝日奈央 コメント>

私が演じさせていただく花村すみれは、真っ直ぐで熱いハートの持ち主です。相手に思っている事をストレートに伝えてしまうので、煙たがられてしまうときもあれば、誰かの背中を押すこともあります。

礼とぶつかったり、松子さんの温かい言葉に素直になれなかったり、見ていてハラハラするシーンもありますが、私自身すみれの言葉にハッとさせられることもありました。

シェアハウスのメンバーと一緒の時間を過ごしてどう変化していくのか、ぜひ見守ってほしいで
す! 

土井梅子(どい・うめこ/75)…研ナオコ 

松子の腐れ縁の友人。50年前に松子が岐阜から浅草に出て来たころ、偶然知り合い、それからは何かと一緒に行動するように。竹子とともに仲良し3人組。夫は他界し、現在は息子夫婦に家業の土産物店を任せているが、ついつい息子の嫁とは口論になることが多い。 

もともと、自分で新しい商品を考案するようなアイデアマンで、松子が立ち上げた「ラスボスおばあちゃん」を応援する。 

<研ナオコ コメント>

梅沢富美男さんとはここ数年、舞台でずっと一緒でしたが、今回は梅沢さん主演の連続ドラマと聞き、何役かも聞かずに快諾させていただきました(笑)。 

浅丘ルリ子さんとの共演はもちろん初めてです。憧れの女優さんですから、共演できることを楽しみにしています。けど「大丈夫かなぁ…」(笑)。

梅沢さんと浅丘さんと私の3人が若い人たちとのチグハグな交流から人の成長を見守るお節介人情ドラマ『浅草ラスボスおばあちゃん』。思いっきりお節介やかせていただきます! 

私は、新しいことに挑戦していくことは、年齢関係ないといつも思っているので、またまた新しいおばあちゃんで頑張ります!私たち同世代のみなさんを元気づけられる作品になるといいですね。

水谷竹子(みずたに・たけこ/75)…浅丘ルリ子 

©石塚康之

松子とは梅子とともに古くからの友人。おしゃれで都会生まれ。口数は多くないが、話せばウィットとかわいさを兼ね備えており、バーを女手一つで切り盛りする、浅草では人気の美人ママ。 

50年前、バーを開いたばかりのころ、浅草にやってきた松子と知り合って以来、気づけば竹子のバーは松子と梅子のたまり場に。いまだに結婚もしておらず、浮いた噂もないが、実は、忘れられない恋があるとか…。

長谷川元春(はせがわ・もとはる/35)…堀井新太

コンサルティング会社経営。民間の視点で、区の魅力を発信するため、行政アドバイザーとして御江戸区役所に出入りしている。熊田区議のブレーンとして行動をともにする。 

上原優次(うえはら・ゆうじ/45)…阿部亮平

御江戸区役所・まちづくり課課長。礼の上司。熊田区議からの無茶な仕事に振り回され、自由気ままな部下の麻衣には強く言えず、いつも礼ばかりを頼りにする。 

吉澤麻衣(よしざわ・まい/24)…石川翔鈴 

御江戸区役所・まちづくり課職員。礼の後輩。世渡り上手で、仕事とプライベートをちゃんと切りわけている。定時の退庁が基本だが、その分、礼に負担がのしかかる。 

パク(22)… 絃瀬聡一

シェアハウスに住む韓国人留学生。日本の友だちを作りたいが、どこか壁があると感じている。しかし、韓国にいる親には心配をかけたくないため、そのことを隠している。 

轟大輔(とどろき・だいすけ/27)…長田光平 

シェアハウスの住人で人力車の車夫。体育会系で熱い性格だが、空気が読めない一面も。学生時代にアルバイトで始めた人力車の仕事がきっかけで浅草を愛している。 

熊田久美(くまだ・くみ/48)…遊井亮子 

御江戸区の区議会議員。浅草の魅力発信に力を入れているが、実は派手な政策で自分自身が注目されたいと考えている。そのために、まちづくり課の職員をこき使う。