<コラム>『嘘解きレトリック』第6話
ははぁー、今回の“あれ”は、恋愛ドラマでいうところの、「やっぱ好っきゃねん!」ですね??(意味不明)
僕が常々勝手に提唱している、恋愛ドラマのベタフォーマットはこうです…。「最悪の出会い」→「とはいえ気が合う」→「結ばれる」→「すれ違い」→「やっぱ好っきゃねん!」→(さらにいろいろあって)→「最終回キッス♡」(回転レールを使用し、ロケは空港のロビーが望ましい)うん、まあ、「お前は、これが全部そろった恋愛ドラマを、見たことあるのか??」って言われたら、見たことないわけですし、最終回が空港だなんて、二人のどちらかが、海外転勤になる!?とか、そういう、あまりにも見え透いたチープな展開を想像しているので、そんなもんを見たいのか?って言われると、微妙な気持ちになること間違いない、わけですが、とはいえ、そんななかでも(どんななかだよ!)、特に僕が、恋愛ドラマを見るうえで重要視しているのが「最悪の出会い」と「やっぱ好っきゃねん!」ですよね??(誰にだよ!)
いや、だってだって、だってさ、これまでのレジェンド恋愛ドラマたち…『東京ラブストーリー』(91年)も、『ロングバケーション』(96年)も、『ラブジェネレーション』(97年)も、どれもこれも、初回で、二人は「最悪の出会い」だったし、第6話付近の中盤では、もうお互い、ホントは結ばれてるはずなのに、すれ違っちゃったり、やんやした、その末に、結局のところ「やっぱ好っきゃねん!」だったでしょ!?
で、その「やっぱ好っきゃねん!」の場面では「やっぱ好っきゃねーーーーーん!」って、叫びながらかけ出してたでしょ?!ね??かけ出してたよね!?ねぇ!?ですよね?!(だから誰にだよ!)
うんうん…そう…。そうなのそうなの。きっと、あなたも僕も…覚えてない!!!(結局)いや、だけど、覚えてない!!とはいえ、少なくとも、「やっぱ好っきゃねーーーーーん!」って、かけ出してはいない…と。うんうん、そうそう、そうでした。そうでした…。
はい。そういうわけで(どういうわけ!?)、ここまで、心底どうでもいい話だったわけですが(なんだったんだよ!)、そんなこんな、僕が、ここまでダラダラやっといて、結局のところ一番言いたかったことは、『噓解きレトリック』第6話、ラストもラスト、あの、左右馬(鈴鹿央士)の袖を、鹿乃子(松本穂香)が追いかけてつかんだ、あの場面は、まさに恋愛ドラマでいうところの、うん、そう!まさに!!「やっぱ好っきゃねーーーーーん!」でしたよね!?ね?!まさに、“かけ出して”からの、「やっぱ好っきゃねーーーーーん!」でしたよね?!ねぇ???(とにかく、誰か共感して)
もうここまで、誰にも共感されてはいないと思いますので、開き直って好き勝手に『噓解きレトリック』の、左右馬と鹿乃子における、その“恋愛ドラマフォーマット”を当てはめてみたいと思います!
まず「最悪の出会い」だけど、初回、稲荷神社を掃除しに出かけた左右馬が、鹿乃子が猫・イナリとメザシの取り合いしてるのを目撃(しかも空腹過ぎてぶっ倒れる)という、字面にすると、月9史上最悪といってもいいほどの見事すぎる「最悪の出会い」(とはいえ、絵面だと、とってもチャーミング♡というマジカル)。
とはいえ、すぐさま「気が合い」、第3話では“お月見した場所”での、左右馬の「君はもうひとりじゃないんだから…」で、“手をとり合った”あの場面はもう「結ばれた」♡と言っていいでしょう…ね??(妄想がきもいよ)。
で、で、で、いろいろそれから、やんやしたうえで、今回の第6話では、再び鹿乃子が、ぐるぐると思いを巡らせてしまう…わたしの能力によって、誰かを傷つけてしまうかもしれない…それって、つまり、左右馬に、迷惑をかけてしまうかもしれない…一緒にいてはいけないんだ…っていう?その?逡巡が?もう?「すれ違い」じゃん??(ここは強引だな)
で、だけど、そっからの、やんややんやの、やんやがあっての(雑か)、左右馬「君は、僕以外のところで働いたほうがいいかもね…」っってのが、ウソ!!それはウソ!!愛あるウソ!!…からの、鹿乃子“かけ出して”、左右馬の、袖を、つかむ!!!うん、それって、もう!!そう!!そうなの!!!
「やっぱ好っきゃねーーーーーん!」ですよね!?!?!!??!?!(しつこすぎる)