――興玉がプロテインをつくったり、宇喜之民生(小日向文世)が料理をしたりするバーカウンターは、一般的なキッチンほどのスペースがあります。
もともとはあまり目立たせる感じではなかったんですけど、打ち合わせをするなかで、どんどん大きくなっていきました。シンクは壁面にあることが多いのですが、そこでお芝居をしようとすると、役者さんが背を向けることになり、撮影がしにくいんです。今回、シンクをカウンターのほうに持ってくることで、役者さんがこちらを向くことができ、対面でのお芝居をしやすくしました。
そういう手法はよくやるんですけれども、ホテルのようなイメージということで壁面にキャビネットや調度品をドンと置いたことで、(奥行ができて)サイズアップしていったというわけです(笑)。
小夢(広瀬アリス)のデスクに置かれたサボテンには意味が…?
――カウンターの前に鎮座する巨大なソファもインパクトがありますね。
ソファの希望として、まず、モダンであること、全体のなかで統一感があることを条件にしていろいろ探したなかで、最終的に装飾部が見つけてくれました。もともと、ニュアンスの出やすい布団張(ふとんば)りのものをイメージしていて、探してもらったなかで一番よかったのがあのソファです。
――細かいところでは、小夢のデスクに置かれたサボテンが劇中でアップになったこともあり、気になります。何か意味があるのでしょうか?
あれは、台本上になかったものを、監督の希望で霧吹きも含めて入れました。第7話で、実は小夢が「全決」の室長だった、とわかるまでの時間経過を表現するためのアイテムとして入れたいということでした。