待望の再演にジェシーさんは、「初演の千穐楽公演を終えたときに、全国の皆さんに観ていただきたい、そして、僕個人でもミュージカルを続けていきたいという思いがあったので、非常にうれしく思いました」とニッコリ。

リポーターから「初演終了の1週間後に再演が決まったとか?」と質問が出ると、福田さんが「正確にいうと公演中でした」と明かし、「ジェシーがカンパニーのみんなを招集して、『日本全国のみんなが観るまで、僕はこれ(ビートルジュース)をやり続ける』と酔っぱらって言ったらしく、それが正式決定。千穐楽の1週間後でした」といきさつを説明しました。

SixTONESメンバーも「ジェシーにしかできない」と絶賛

稽古や最終稽古を通しての手ごたえを聞かれたジェシーさんは、「お客様が入るとまた違うと思うんですけど、リラックスして楽しんでいきたい。皆さんから『ジェシーにしかできない』と言っていただけるので、全国の方に観ていただけたらいいなって」と、多くのファンに作品を届けたいと強調しました。

SixTONESメンバーの反応を問われると、「みんな『ジェシーにしかできない』と言ってくれますし、(森本)慎太郎とか『一番面白かった』と言ってくれて。また、来てくれるんじゃないですかね」とメンバーの観劇を楽しみにしている様子。

「初演よりパワーアップしているところは?」という問いかけには、「初演を経験しているので、力を抜くところは抜いて、出すところは出してっていう切り替えを考えながら。力が余っていたら、もっと動くことを意識したい」と真摯な姿勢をのぞかせました。

リディア役の清水美依紗(前)とビートルジュース役のジェシー(後)

そんなジェシーさんに、福田さんはどんな指示をしたのかとの問いには「何も言わないです。ジェシーは自由にやってもらうのが一番」と褒めたあとに「言っても聞いてくれないので(笑)」とぶっちゃけ発言。

しかし、「ふざけることで成立する役柄はほかにない。初演をミュージカルの役者さんがたくさん観にきてくれたのですが、『すごく面白かったけど、すごく悔しいです』と言ってくれた方が多くて。なぜなら、『僕もこの作品をやりたいけれど、これはもうジェシーくんにしかできない役だから』って。日本の役者さんの中でも、ジェシーにしかできない」とべた褒めのコメントを。

ミュージカルや映像など、ヒット作を連発する演出家からの賛辞に、ジェシーさんは「あざーっす!」と満面の笑みを浮かべていました。